富士電機

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THE SWITCH

Vol.15 【ユーザボイス】株式会社AIHO
「マグネットスイッチは、
みなさんの食を支える大切な存在です。」

富士電機機器制御(以下FCS)のマグネットスイッチが採用されている現場のリアルインタビュー。
今回は、愛知県を拠点に食品製造設備を手掛けている、株式会社AIHO様。
わたしたちの生活にとても身近なコンビニやスーパー、その縁の下には驚くべきものつくりの現場がありました。食品製造の分野から見た、FCSのマグネットスイッチの評価はいかなるものなのか?率直なお声を伺いました。

ご存じですか?コンビニのおにぎりができるまでの工程。
「食」を縁の下で支える厨房設備の総合メーカ

いまや当たり前に、コンビニやスーパーでさまざまな食品を購入でき、学校や病院などではおいしい給食を食べることができます。
今回お話を伺った株式会社AIHO様は、そんなわたしたちの「食」の当たり前を支えている会社。コンビニやスーパーに食品を届ける食品工場や、給食センターといった施設に、炊飯機を始めとする食品製造の設備を製造し、届けています。

さまざまな業態のニーズに合わせて、大規模な食品製造ラインの設計から開発、製造、さらには施工やその後のメンテナンスまで自社一貫で手掛ける総合力が特筆すべき点。食品衛生に対する考え方や、トレーサビリティの面など、ニーズの変化にもきめ細かく対応しながら、顧客目線での真摯なものつくりに取り組んでいらっしゃいます。
食品製造業界ならではのこだわりや工夫などを伺うべく、技術部の中尾様と鶴岡様に取材を実施しました。
※2023年7月取材時の情報

株式会社AIHO様外観

株式会社AIHO様外観

VOICE1:「全国どこにいても同じ品質のおいしいごはんを提供する。
そのためには止まらない機器が不可欠。」

「私たちは炊飯機や調理設備の開発はもちろん製造ラインの設備まで、工場全体の設計を手掛けています。また、食品製造の設備は新規に施工したら終わりではなく、量産がはじまった後も設備調整に対応することがとても多いです。

たとえばコンビニのおにぎりはいろいろな味が次々に発売されますよね?
食品製造工場ではおにぎりの味に合わせて炊飯時に調味料を加えたり、炊飯の火力や水分量など細かく調整したりしています。当然、対応する品種はとても多くなります。
たとえばお米の炊く際、工場の土地ごとにお米の品種や水分量が違うなかで、コンビニブランドとして全国同じ味に合わせないといけません。
何気なく口にしているおにぎりひとつとっても、とてもシビアなコントロールが求められています。
工場の方とコンビニブランドの製品開発の方が、世の中のニーズを踏まえながら新製品の開発にあたるときに、きめ細かい制御が可能な製品つくりをしています。

コンビニの食品工場の場合、24時間炊飯設備を動かし続けることは当たり前。24時間食品をつくり続けるためには、止まらない機器が不可欠です。
マグネットスイッチがトラブルなく稼働しつづけることが、わたしたちが当たり前のようにものを食べることを支えています。
マグネットスイッチは、食を支える大切な部品のひとつだと私たちは考えています。」

同社が展開する全自動炊飯システムの模型

同社が展開する全自動炊飯システムの模型

VOICE2:「故障率が少ないのが魅力。厳しい環境下でも
安定して稼働する耐久性は頼りになる。」

「FCSさんのマグネットスイッチは、耐久性に優れていると感じます。
24時間トラブルのない安全な設備を求められている中で、信頼性の高い機器は本当に縁の下の力持ちのような存在です。
食品をつくる装置は高温になったり、装置に水をかけて洗浄したりと厳しい環境に置かれることも多いですが、そんな中で故障率も低く頼りになります。今後も、ぜひ耐久性は引き続き維持していただけたらと思います。

また、設備を止めないために予防保全ができるように、たとえばマグネットスイッチなどの機器側から異常を検知してお知らせする機能などがあると、画期的なのではないでしょうか。

食事は単に栄養を摂取するものではなく、食べることを楽しむひとつの文化です。
これからも時代の変化やお客様の要望に寄り添いながら、おいしくて安心・安全な食事を提供できる装置を世の中に届けていきたいです。
FCSさんは信頼ある装置をつくるうえでの最高の相談相手と思っています。これからもともに豊かな食文化を支えていければと思います。」

取材を終えて

「コンビニやスーパーでいつでも食べ物が買える」、そんな当たり前を支えているAIHO様のものつくりの姿勢には、新しい発見がたくさんありました。食品製造という現場ならではの設備に対する真摯できめ細かな対応もとても印象的でした。

私たちがつくっているのは食品製造設備の数ある部品のひとつではありますが、AIHO様と同じく食文化を支えている存在であるのだと感じました。
改めて、今後も信頼できるものつくりに取り組んで行きたいと思います。今後もさまざまな業界のユーザボイスを公開予定です。次回もご期待ください。

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