プログラミング支援ツール NP4H-SEDBV3 バージョンアップについて

2022年11月17日
富士電機株式会社

プログラミング支援ツールのバージョンアップ版をダウンロードするには、先ずログインしてください。
その後「資料ダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロードページヘ直接移動します。
プログラミング支援ツールのバージョンアップは、『資料ダウンロード』のページからダウンロードできます。

対象機種

IEC61131-3 準拠プログラミング支援ツール SX-Programmer

バージョンアップサービスの概要

ホームページからのバージョンアップサービスは、旧版のExpert(D300win)をお持ちの方を対象として、アップグレード機能を用いて最新のExpert(D300win)使用環境を提供します。
ホームページからのダウンロードにより、最新のExpert(D300win)を容易に取得できます。

SX-Programmer Expert(D300win) V3.7.2.15用アップデートファイル : ExpertUpdateV37215.exe

最新バージョンV3.7.2.15の主な変更内容(2022年10月)

(1) 機能改良
  • SPH5000シリーズの新CPU対応
    診断機能付きSPH5000EC (形式:NP1PA1C-512A、NP1PA1C-256A)

  • SPF 前面ボードのモジュール名称を変更しました。
    形式:NA3AY02-MR
    名称:アナログ出力2CH(14bit)→アナログ出力2CH、Analog Output 2CH(14bit)→Analog Output 2CH
    形式:NA3AW03-MR
    名称:アナログ混合3CH(12bit)→アナログ混合3CH、Mixed Analog 3CH(12bit)→Mixed Analog 3CH

  • システム定義において、使用しているワード数を表示する機能を追加しました(使用IOチェック)。

  • 通信設定の通信ボード種別から「FL-net(LAN Board)」の設定を削除しました。

  • 1721個以上のグローバル変数を、SPH5000M/EC用サンプリングトレースのサンプル対象に登録できるようにしました。

  • ロギング機能を追加しました(SPH5000EC)。

  • コードワークシート上で、STRING型のグローバル変数をモニタできるようにしました。

  • システム定義において、システム全体でEthernetモジュールの台数チェックするようにしました。

(2) 不具合修正
  • 高速PGメモリ領域を持つCPUのマルチ構成において、高速PGメモリのタイムスタンプが照合不一致となった状態で、プロジェクトの再コンパイル・プロジェクトをダウンロードしてもPOU変更ができない不具合を修正しました。(「リザーブを超えたオンライン変更」設定が無効の場合)

  • 英語O/SのPCにおいて、NP1PU-048Eのテンプレートがインストールできない不具合を修正しました。

  • SPH5000Mで6スロットベース(EPバス)と他ベースボードを併用すると警告となる不具合を修正しました。

  • SPH5000Mにおいて、同期バスとバスタクト値が不正なパラメータ設定できてしまう不具合を修正しました。

  • グローバル変数(E-SX I/Qアドレス)をAPL1に割り当ててコンパイルすると、コンパイルエラーになる不具合を修正しました。

  • 故障診断で、SXバスPODインタフェースモジュールがSPF Web通信ボードと表示される不具合を修正しました。

  • POUインポートにおいて、コメント文字部分に「...」が書き込まれてしまう不具合を修正しました。

  • POUインポートにおいて、CSVファイル2行目のベースPOUにタスク名を記入して、変数名を変更するとPOUインポートに失敗する不具合を修正しました。

注意事項
  • 本バージョンで使用したプロジェクトをV3.6で使用するためには、プロジェクトのコピー/プロジェクトの圧縮で、旧バージョン(V3.6)形式を指定して保存してください。

  • V3.7.0.15以降で使用したプロジェクトは、V3.5.4.14以前のバージョンでは使用できません。

主なバージョンアップ履歴

従来品との互換性

今回のバージョンアップによるプログラムの互換性は下表の通りです。

注意

本バージョンで開いたプロジェクトは、旧バージョン(V3.5.4.14以前)のExpertD300win)では使用できません。
この場合、以下の警告が表示されます。

バージョンアップ方法

以下の手順でバージョンアップしてください。

  1. 1.

    パソコンのハードディスクに任意のフォルダを作成します。

  2. 2.

    作成したフォルダにV3.7.2.15アップデートファイル「ExpertUpdateV37215.exe」をダウンロードします。

  3. 3.

    ファイルをダブルクリックします。(アップデートファイルは自己解凍型圧縮ファイルです)

  4. 4.

    作成したフォルダ内にファイルが解凍されます。

  5. 5.

    解凍したファイルの「Setup.exe」をダブルクリックします。

  6. 6.

    インストーラの指示に従い、インストールを行います。

  7. 7.

    インストールが終わったら、Windowsを再起動後、Expert(D300win)を立上げ、「ヘルプ」メニューの「情報」にて、バージョンがV3.7.2.15なっていることを確認します。

ご注意

Windows Vista以降のパソコンをご使用の場合、管理者の権限でアップデートを実行する必要があります。
以下の手順でインストールしてください。

1.

アップデートファイルを解凍後、エクスプローラで「Setup.exe」を選択して右クリックします。

2.

右クリックメニューから「管理者として実行」を選択します。

3.

インストーラの指示に従い、インストールを行います。

バージョンアップする際の注意事項

  1. 1.

    本アップデートファイルはExpert(D300win):NP4H-SEDBV3がインストールされているパソコンにインストールしてください。

  2. 2.

    本アップデートファイルは既にインストールされているExpert(D300win)のバージョンがV3.0.0.0以降でないと利用できません。

  3. 3.

    本アップデートファイルのサイズと実際にダウンロードしたファイルサイズが異なる場合は、インストールしないで破棄し、再度ダウンロードしてください。

  4. 4.

    実行中のプログラム(Expert(D300win)、SX制御ユーティリティ、メッセージマネージャ等)を終了してからインストールしてください。

  5. 5.

    インストール途中に何らかのエラーで処理が中断された場合、再度インストールしてください。
    再インストール時にエラーで中断される場合は、お手持ちのExpert(D300win)のセットアップCDで旧版をインストール後、再度アップデートファイルをインストールしてください。

  6. 6.

    バージョンアップ後に、プロジェクトの全コンパイルと全ダウンロードを実施していただく場合がありますので、PLCを停止できるタイミングでのバージョンアップを推奨します。

プログラミング支援ツールのバージョンアップ版をダウンロードするには、先ずログインしてください。
その後「資料ダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロードページヘ直接移動します。
プログラミング支援ツールのバージョンアップは、『資料ダウンロード』のページからダウンロードできます。

関連情報

MICREX-SXシリーズ SPH

制御・監視・操作の統合コントローラ

MICREX-SXシリーズ SPF

コストパフォーマンスと高い演算性能を両立

ASCボードコントローラ

カスタム対応、お客様の用途にジャストフィット