プログラミング支援ツール NP4H-SWN バージョンアップについて

2022年12月1日
富士電機株式会社

プログラミング支援ツールのバージョンアップ版をダウンロードするには、先ずログインしてください。
その後「資料ダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロードページヘ直接移動します。
プログラミング支援ツールのバージョンアップは、『資料ダウンロード』のページからダウンロードできます。

この度、プログラミング支援ツールStandardのバージョンアップを実施しましたので、ご案内申し上げます。

対象機種

IEC61131-3 準拠プログラミング支援ツール SX-Programmer

バージョンアップサービスの概要

ホームページからのバージョンアップサービスは、旧版のStandardをお持ちの方を対象として、アップグレード機能を用いて最新のStandard使用環境を提供します。
ホームページからのダウンロードにより、最新のStandardを容易に取得できます。

SX-Programmer Standard V3.1.2.3用アップデートファイル : StandardUpdateV3123.exe
SX-Programmer Standard V3.1.2.3用モニタ版アップデートファイル : StandardMonitorUpdateV3123.exe

最新バージョン V3.1.2.3の主な変更内容(2022年12月)

(1) 機能改良

以下の機能追加、および改良をしました。

  • クロスリファレンス付き印刷で、MF命令で作成されるテンポラリ領域を印刷しないモードを追加しました。

  • MF命令で作成されるテンポラリ領域の重複チェックをしないモードを追加しました。

  • オプションの言語設定に関連するメニューは、日本語版でも英語表示とする改良を行いました。

  • SPF/SPBのシステムソフトユーティリティでCOMポートをCOM1~COM256まで選択できるようにしました。

  • プログラムの保護が設定されているPOUがある場合でもローカルデバイスのタグや説明を「PLCから読出し」で取り出せるようにしました。

  • 文字数の多い回路コメントで画面を占めているPOUの場合、検索ウィンドウを起動させると、検索ウィンドウが画面外に出でないように改善しました。

  • Ethernet経由でローダ接続しているPLCに対して、「コントロールダイアログ」にて「リセット」を押して、PLCを再起動すると、PLC未接続となる場合があり、接続できるように改善しました。

  • Windwos10でパラメータウィザードのダイログの下側を見える様にしました。

  • モニタ版アップグレードインストーラを追加しました。

  • 標準拡張FBのバージョンを更新しました(V2.0.0.7)。

  • SPFのFWバージョン(V11)を更新しました。

  • ユーザーズマニュアル 命令編、リファレンス編を更新しました。

(2) 不具合修正
  • プロジェクトを開いた直後に回路印刷をするとタグが印刷されない不具合を修正しました。

  • V2.0.0.6以前の標準拡張FB(_MSMOVa)を使用したプロジェクトを変換、PLCへ転送し、モニタにしてからラダー回路などに変更を加えて、「変更回路をPLCへ転送」を実行すると、Standardが強制終了する不具合を修正しました。

  • V2.0.0.6以前の標準拡張FB(_MSMOVa)を使用したプロジェクトをPLCへ転送し、「PLCと照合」または「PLCから読出し」を行うと、エラー表示され失敗する不具合を修正しました。

  • SPH3000MM/5000Mのタグプロジェクトのインポートで、プログラム番号に紐づくタグプロジェクトとプロジェクトのPOU名称が不一致の状態でインポートし、「すべて変換」すると、処理ステータスが「インスタンスマッピング中」のまま、変換が終了する不具合を修正しました。

  • SPH2000-256EのプロジェクトをPLCに転送し、制御ユーティリティでバックアップ・データを取得し、そのバックアップ(マルチCPU保持メモリ)をPLCへ転送しようとすると、エラーが表示され転送失敗する不具合を修正しました。

  • システム定義においてSPF前面ボードのプロパティを選択するとWEB通信ボードも表示される不具合を修正しました。

  • SPH5000Mで同期バスとバスタクト値が不正なパラメータ設定できてしまう不具合を修正しました。

  • SPFのシステム定義にてバッテリ異常検出「する」にして、印刷を行うと「しない」と印刷される不具合を修正しました。

  • 故障診断でSXバスPODインタフェースモジュールがSPF Web通信ボードと表示される不具合を修正しました。

  • PAGE命令が回路内の異常な位置に定義されているプロジェクトをMFコンバートすると、Standardが例外メッセージを表示して、強制終了する不具合を修正しました。

  • グローバルアドレスを使用するプロジェクトにおいて、LDエディタ上で接点・コイルまたはワードアドレスのP-Linkアドレスにタグを入力し、デバイスエディタを開き、グローバルアドレスのタグ/説明を確認した後、デバイスエディタを閉じ、再度LDエディタ上でタグを編集すると、Standardが強制終了してしまう不具合を修正しました。

注意事項
  • 本バージョンのサポートO/Sは、Windows Vista, 7, 8, 8.1, 10 です。

  • 中国語版は今回のバージョンアップの対象外です。中国版のバージョンは、V3.0.9.10です。

主なバージョンアップ履歴

従来品との互換性

今回のバージョンアップによるプログラムの互換性は下表の通りです。

バージョンアップ方法

  1. 1.

    パソコンのハードディスクに任意のフォルダを作成します。

  2. 2.

    作成したフォルダにV3.1.2.3用アップデートファイル「StandardUpdateV3123.exe」をダウンロードし保存します。

  3. 3.

    ファイルを解凍します。(アップデートファイルは自己解凍形式の圧縮ファイルです)

  4. 4.

    作成したフォルダ内にファイルが解凍されます。

  5. 5.

    解凍したファイルの「Setup.exe」をダブルクリックします。

  6. 6.

    インストーラの指示に従い、インストールを行います。

  7. 7.

    インストールが終わったらStandardを立上げ、「ヘルプ」メニューの「情報」にて、バージョンがV3.1.2.3になっていることを確認します。

ご注意
Windows Vista及びWindwos7、8、8.1、10 をご使用の場合、管理者の権限でアップデートを実行する必要があります。以下の手順でインストールしてください。

  1. 1.

    アップデートファイルを解凍後、エクスプローラで「Setup.exe」を選択して右クリックします。

  2. 2.

    右クリックメニューから「管理者として実行」を選択します。

  3. 3.

    インストーラの指示に従い、インストールを行います。

バージョンアップする際の注意事項

  1. 1.

    本アップデートファイルはStandard:NP4H-SWNがインストールされているパソコンにインストールしてください。

  2. 2.

    本アップデートファイルのサイズと実際にダウンロードしたファイルサイズが異なる場合は、インストールしないで破棄し、再度ダウンロードしてください。

  3. 3.

    実行中のプログラム(Standard、メッセージマネージャ等)を終了してからインストールしてください。

  4. 4.

    インストール途中に何らかのエラーで処理が中断されてしまった場合、再度インストールしてください。
    再インストール時にエラーで中断される場合は、お手持ちのStandardのセットアップCDで旧版をインストール後、再度アップデートファイルをインストールしてください。

プログラミング支援ツールのバージョンアップ版をダウンロードするには、先ずログインしてください。
その後「資料ダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロードページヘ直接移動します。
プログラミング支援ツールのバージョンアップは、『資料ダウンロード』のページからダウンロードできます。

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