電力トランスデューサを選ぶとき、どのようなことを注意したら良いですか?
- 「電力を変換するトランスデューサ」を選定する時には、VT、CTの「二次側電力」を計算する必要があります。
- まず、入力信号の「VT比」「CT比」を確認してください。
- 「VT比」「CT比」を確認することによりトランスデューサが変換する電力値を計算することが出来ますので、それによって機種を選定します。
計算は、次により行います。
例えば、VT:AC440/110V、CT:20/5Aの三相用の電力に使用するトランスデューサが欲しい場合には次により計算します。
三相三線の電力の計算(トランスデューサに入る電力を計算する)
(注)cosφ(力率)は通常「1」として計算する。
= √{3} × 110 × 5 × 1= 952〔W〕
機種は、三相用ですので、「三相電力用WS4W3形」となります。
トランスデューサへの入力条件は、次の通りとなります。
- VT二次側電圧 110V
- CT二次側電流 5A
- VT、CTの二次側電力 952W
この条件より「WS4W3-415□◆1」を選定します。