ニュースリリース
無錫富士電機 第二工場開業式の開催 高圧インバータの中国生産開始について

2009年10月21日
富士電機ホールディングス株式会社

 富士電機ホールディングス株式会社(社長:伊藤晴夫、本社:東京都品川区)傘下の中核事業会社である富士電機システムズ株式会社(社長:白倉三德、本社:東京都品川区)は、中国市場におけるインバータ事業拡大のため、中国のインバータ生産拠点である無錫富士電機有限公司(以下:無錫富士電機)に、第二工場を新たに設置、本日、開業式を執り行いました。
 この第二工場は、汎用インバータの製造工場である無錫富士電機敷地内に新設し、高圧インバータの製造工場として生産を開始いたします。

1.背景と狙い

 富士電機グループは、インバータの事業戦略において、中国をマーケットとしてだけではなく、製造拠点としても重要なエリアとして位置づけています。この中で、無錫富士電機は1998年の操業開始以来、汎用インバータの生産拠点として高品質の商品を中国市場に供給し続けており、富士電機グループの中国における汎用インバータの地位確立に大きく貢献してきました。
 こうした中、中国市場におけるインバータの事業戦略を更に強化するため、日本市場で一定の地位を築きあげてきた高圧インバータについて、ものつくりノウハウを蓄積した無錫富士電機に第二工場を開業し、現地生産を加速させ、中国市場に適した製品をご提供し、お客様満足度を高めながら、中国市場での売上を拡大させます。
 さらに、中国市場を足がかりに、価格競争力や現地対応力を強化しながら、東アジアやオーストラリアといった地域での売上拡大も目指します。

2.主な事業展開策

 富士電機グループのインバータは、モータの可変速用としての需要に加え、省エネルギー対策機器としての需要も加わり、ビジネスチャンスが大きく広がっています。
 特に、中国のインバータ市場は、こうした環境ニーズを背景に、更に市場の拡大が期待されています。
 中国市場に適合した製品の開発、生産、技術対応を強化しながら、お客様のニーズにお応えし、ご満足を提供していきます。

(1)

開発
中国国内向け仕様製品の容量系列の充実と継続的なコストダウンを実施する。

(2)

生産体制
短納期案件や仕様変更に対応できるよう、標準化設計図の整備や手配システムの効率化を進める。

(3)

技術対応
日本からの技術者派遣による商談支援と、現地社員の教育を実施する。

3.無錫富士電機の概要

以上