ニュースリリース
パワー半導体の前工程生産能力の増強に向けた設備投資

2011年7月28日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、パワー半導体の前工程生産能力の増強に向けた設備投資を決定しましたので、お知らせいたします。

1.内容

  • 従来ディスク媒体の生産拠点であった山梨製作所(山梨県南アルプス市)を国内2番目のパワー半導体の前工程生産拠点として再活用し、8インチウエハープロセスラインを新設します。

  • 生産能力は、月産12千枚(6インチ換算で月産22千枚)を計画しています。

2.設備投資額

185億円

3.設備の稼動開始時期

2012年5月(予定)

4.設備投資の背景と狙い

  • 省エネに貢献するパワー半導体は、工作機械やロボットなどの産業用機械やハイブリッド車・電気自動車、民生機器に加え、太陽光発電・風力発電などの新エネルギー分野にも用途が広がり、需要が急速に拡大しています。こうした市況環境に対し、2012年度の売上拡大を睨み、生産能力の増強を図るものです。

  • 前工程の生産は、国内は松本工場(長野県松本市)の一拠点体制となっておりますが、山梨製作所の再活用を行なうことで、国内2拠点での生産体制を構築し、地震や電力供給などのリスクを分散し、お客様へ製品の安定供給を図ります。

  • 今回の投資は、前工程の生産能力増強に関するものですが、後工程については、地産地消の観点から中国・アジア市場を視野に入れた設備投資を検討しており、今秋には方針を決定する予定です。

以上