ニュースリリース
演算エンジンを刷新し、制御速度を向上 MICREX-SXシリーズ「SPH3300・2200」を発売

演算エンジンを刷新し、制御速度を向上 MICREX-SXシリーズ「SPH3300・2200」を発売 PDF (182KB)

2024年10月24日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社は、生産設備の制御速度を高め、ものつくり現場の生産性向上に貢献するプログラマブルコントローラMICREX-SXシリーズ「SPH3300・2200」を発売しましたので、お知らせします。

1.背景

MICREX-SXシリーズ「SPH3300・2200」

 ものつくりの現場では、生産設備の稼働率の改善やリードタイムの短縮等、DXを活用した生産性向上や生産コスト低減に向けた取り組みが進められています。
 生産設備には、加工機やロボット、表面処理装置などありますが、これら動かすサーボシステムやモータを最適に制御するのがプログラマブルコントローラ(PLC)です。
 今般当社は、包装機や印刷機等の加工機など向けに、制御速度を高めたPLC「SPH3300・2200」を発売しました。
 本製品は、生産設備の稼働状況等のデータを記録する機能を搭載しており、お客様はこの機能を使いデータを分析することで、設備異常の予兆検知や異常時における早期復旧など設備の稼働率の改善が可能になります。
 日本を中心に、経済成長が続くアジア地域などグローバルに展開します。

2.特長

1)演算エンジンを刷新し、制御速度を6.5倍に向上
 PLCはお客様が作成したアプリケーションプログラムを実行することで機械制御やシステム監視制御を行います。
 本製品はプロセッサやメモリなどの演算エンジンを刷新し、当社従来機種に比べ(注1)アプリケーションプログラムの実行速度を上げ、制御速度を約6.5倍に高めました。これによりお客様装置の効率アップに貢献します。

(注1)新機種SPH3300と従来機種SPH3000を比較した場合

2)当社独自のロギング機能で、データ記録時もアプリ実行速度を維持
 ものつくり現場でDXを推し進めるためにはロギング機能(注2)が必要です。
 他社のPLCではロギング機能を使用した場合、機械制御やシステム監視制御のためのアプリケーションプログラムの実行速度が遅くなり、お客様設備の生産性や精度の低下につながる場合があります。これに対し本製品は当社独自のソフトウェア構造により、ロギング機能を使用してもアプリケーションプログラムの実行速度を維持したまま、データを記録することが可能です。

(注2)設備の稼働状況などのデータを記録する機能

3)簡単機種移行ツールで、機種入れ替え時の作業時間を短縮
 PLCを他機種に入れ替える場合、従来使用していたアプリケーションプログラムを新しい機種の仕様に合わせて作り替え、動作を検証する「移行作業」を行う必要があります。
 今般、本製品向けに、この移行作業を簡略化する「簡単機種移行ツール」を開発しました。お客様は、パソコン上の簡単な操作のみで、当社従来機種のアプリケーションプログラムの作り替えを自動で行うことができます。これにより機種変更時にかかる労力・期間を大幅に軽減します。

3.主な仕様・希望小売価格

4.発売日

即日

5.本製品に関するお問い合わせ先

富士電機株式会社 インダストリー事業本部 情報ソリューション事業部
DX推進室 企画部 コンポ企画課
☎042-585-6439

【製品ホームページ】
 https://www.fujielectric.co.jp/products/drive_ctrl_equipment/plc/product_series/sph_3300-2200.html

(注)

本リリースに掲載している情報(製品仕様や問い合わせ先、価格等)は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。