ニュースリリース
受変電機器の生産体制再編及び生産能力拡大について
受変電機器の生産体制再編及び生産能力拡大について
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2025年5月26日
富士電機株式会社
富士電機株式会社は、受変電機器の生産体制を再編し、生産能力拡大に向けた設備投資を行いますので、お知らせいたします。
再生可能エネルギーの拡大や生成AIの普及に伴うデータセンター(IDC)・半導体工場建設の増加、高度経済成長期に納入した機器の更新等を背景に、電力の安定供給に欠かせない受変電機器の需要が急速に高まっています。
当社は現在、変圧器や開閉装置など受変電機器の生産を千葉工場(千葉県市原市)で行っていますが、増加する物量に対して生産能力が不足することが見込まれており、開閉装置の生産を川崎工場(神奈川県川崎市)に移管し、千葉・川崎両工場で受変電機器の生産能力拡大に向けた設備投資を実施します。
川崎工場では2026年度上期から開閉装置の生産を、千葉工場では2026年度下期から変圧器の増産を開始し、生産能力は開閉装置、変圧器共に現状の1.5倍に高める計画です。同時に、標準化設計や自動化生産なども拡大し、さらなる生産性向上や生産リードタイムの短縮を図ります。
なお、川崎工場は主に発電機や蒸気タービンなど発電機器の生産拠点であり、開閉装置の生産に必要な製缶溶接、機械加工などの技術を保有します。また、沿岸部に位置するため、大型製品の海上輸送にも適しています。
世界的にエネルギー需要が拡大しています。当社は千葉工場、川崎工場に加えて、配電盤や電源装置を生産する神戸工場、筑波工場、さらにはシンガポール(Fuji SMBE社)やタイ(富士電機マニュファクチャリング(タイランド)社・富士タスコ社)の工場も含めた最適な生産体制の構築を推し進め、グローバルでものつくりの競争力強化を図ります。

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(注)
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本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。