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富士電機のインバータ生産ラインが100%再エネ由来電力の使用に関する認定を取得

富士電機のインバータ生産ラインが100%再エネ由来電力の使用に関する認定を取得 PDF (175KB)

2025年9月1日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社は、鈴鹿工場(所在地:三重県鈴鹿市)の低圧インバータの生産ラインにおいて、一般社団法人「パワード・バイ・アールイー認定委員会」(注1)による認定を取得しましたので、お知らせいたします。本認定により、低圧インバータの生産ラインで使用している電力が 100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)由来であることが認定されました。

 当社は、「豊かさへの貢献」「創造への挑戦」「自然との調和」を経営理念に掲げ、エネルギー・環境事業で、安全・安心で持続可能な社会の実現に貢献していくことを経営方針に定めています。
 脱炭素化や循環経済への移行など、環境負荷ゼロを目指すことを骨子とした「環境ビジョン2050」では、「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「自然共生社会の実現」を掲げており、「脱炭素社会の実現」においては、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量および生産時の温室効果ガス排出量の削減、製品による社会のCO2削減貢献に向けて、取り組みを推進しています。

 当社の主力製品の一つである低圧インバータはモータの回転を制御する機器で、工場や施設に設置されるファンやポンプなどを効率的に動かすことで省エネに貢献します。
 低圧インバータを生産する鈴鹿工場では、温室効果ガス排出量の削減に向けて、2022年度に太陽光発電設備を設置し運用を開始しています。さらに生産設備の動力負荷や建屋の空調負荷の低減など、省エネ化を推進することで、2025年7月に100%再エネ由来の電力で低圧インバータの生産ラインを稼働させることが可能となり、今般の認定取得に至りました。

当社製低圧インバータ(左)と当社鈴鹿工場における低圧インバータの自働化ライン(右)

 なお当社は、低圧インバータのカーボンフットプリント(注2)への対応として、2025年2月に一般社団法人日本電機工業会(JEMA)が発表した「モータ/インバータによるCO2排出削減の実績値を認証・表示する新システムの構築・検証」(注3)に参画し、低圧インバータの「製品の稼働段階」におけるCO2排出削減量の可視化を推し進めています。

 当社は今後もサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

(注1)脱炭素化と経済成⾧の好循環を生み出すことを目標に製品やサービスが100%再エネ由来の電力で提供されたことを審査・認定する組織
(注2)製品のライフサイクルで排出される温室効果ガスをCO2排出量として数値化する仕組み
(注3)https://www.jema-net.or.jp/about/news/250226.html

(注)

本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。