ニュースリリース
米国・最大級のバイオマス発電設備の受注について

2012年3月23日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、米国EPC(Engineering, Procurement and Construction)のBWCC(Babcock & Wilcox Construction Co.,Inc)社よりニューハンプシャー州バーリン発電所向けにバイオマス発電設備を受注しましたのでお知らせいたします。

1.商談概要

 当社が受注したバイオマス発電設備は、発電端出力75MWと米国北東部では最大級の発電プラントとなります。
 当社は、75MW蒸気タービン設備及び85MVA発電機の製造、据付、試運転までを請け負いました。発電設備は、建設工期の大幅な短縮を図るため、スキッド方式(注)で納入し、2013年9月完成を予定しています。
 発電された電力は、地元電力会社Public Service of New Hampshire社を通じて、ニューハンプシャー州バーリン市に供給される予定です。

(注)

スキッド方式:
蒸気タービンと発電機が1つの台床の上にパッケージ化された方式。パッケージのまま出荷、輸送、設置できるため、現地での組み合わせが不要であり、現地での建設工期の短縮に大きく貢献できます。

2.当社発電プラント事業の北米地域での展開

 2009年に制定された米国再生法(American Recovery and Reinvestment Act)により、バイオマス発電は、再生可能エネルギーの1つとして税制優遇処置の対象となっています。
 これに伴い、バイオマス発電は大気中のCO2を増加させない、地球環境保護の面で優れた発電方式として、今後更に建設が進められることが期待されています。
 当社は、北米地域を発電プラント事業の重点地域の1つと位置付けており、バイオマス発電以外にも地熱・火力発電など、積極的な事業展開をしていきます。

以上