ニュースリリース
新製品 - コンテナ型データセンター「F-eCoMo」の発売について

2014年5月15日
富士電機株式会社

富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、コンテナ型データセンター「F-eCoMo」(エフエコモ)を発売しますので、お知らせいたします。

1.背景
 災害対策を目的としたバックアップサイトの構築や、投資抑制のための段階的な立ち上げなど利用者の多様なニーズを背景にコンテナ型データセンターの市場拡大が見込まれており、市場規模は、2018年に38億円(2013年:27億円)と予測されています。(注1)
 一方、データセンターは多くの電力を消費するため、データセンター事業者やユーザ企業にとって、その対策が大きな課題となっています。
 コンテナ型データセンターは、サーバラック、空調・電源設備などを一体化し、短工期とフレキシブルな拡張を実現する製品であり、「F-eCoMo」は、当社独自技術により大幅な省エネを実現します。
 「電気料金削減」「工期短縮」など、データセンター運用者の課題解決に貢献します。

(注1)

出典:㈱富士キメラ総研「データセンタービジネス市場調査総覧2014年」

2.製品の特長
1)独自の制御技術でサーバの冷却に必要な電力を大幅削減
 外気温度に応じて最適な冷却方法を自動制御することで、空調にかかる消費電力量を、一般空調機と比較して年間65%削減します。(注2)
 運転時に高温が生じるサーバルームは通常、冷房機器での冷却が必要ですが、当社独自の間接外気空調ユニットは、冬場など気温が低い時期には冷房を使わず外気を取り入れ冷却し、夏場など気温が高い時期には外気と冷房運転を併用するハイブリッド運転を行います。
 なお、外気は直接サーバルームに取り込まないため、埃などの混入による機器への影響はありません。

(注2)

以下の条件で当社推計。
冷房能力;40kW,給気温度;26℃,
給気風量;8500m³,外気;東京の月平均温度,
一般空調機の成績係数(COP);3.5と仮定

2)サーバラックの事前実装で短工期を実現
 
コンテナにサーバラックを事前実装しており、データセンターを3ヵ月で構築できます。また、コンパクト設計のため(注3)、設置場所にはトラックで運び込むことができます。

(注3)

外形寸法(W×D×H):6.3m×4.7m×3.1m

3)運用者の投資負担抑制に貢献
 
コンテナ単位での拡張に加えて、サーバの負荷状況(負荷熱)に応じて、空調設備単位での増設も可能とし、運用者の投資負担抑制に貢献します。

【正面】

date center

【背面】

aircon

3.発売時期
 即日

4.お客様問い合わせ窓口
 富士電機株式会社 営業本部
産業インフラ第二営業統括部 営業第四部
03-5435-7265

以上