ニュースリリース
電力安定化ソリューション事業強化に向けた ドイツ・2G社とのガスエンジン・コージェネレーション販売契約締結について

2015年5月28日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、当社の電力安定化ソリューション事業強化に向け、2G Energietechnik GmbH(ドイツ連邦共和国 ノルトライン=ヴェストファーレン州 ヘーク、代表:Christian Grotholt、以下「2G社」)と、同社のガスエンジン・コージェネレーションシステムの販売契約を締結しましたので、お知らせいたします。

1.背景

 日本では東日本大震災以降、エネルギー供給網の強靭化に向けて、分散型エネルギーシステムの構築や、設備の省エネ化が進められています。また海外では、経済成長が続く東南アジア等を中心に、工業団地などにおいて、電力安定化や電源品質向上に対する要求が拡大しています。
 こうした背景において当社は、電気・熱エネルギーの最適利用で、エネルギー課題の解決に貢献する「電力安定化ソリューション」事業を強化し、グローバル市場に積極展開していきます。

2.契約内容について

 2G社は、1995年に設立し、世界20ヵ国・4,000台以上の稼働実績を有する、コージェネレーションシステム(注)のパッケージメーカーです。
 今般、ターゲットとする600kWから2,000kWの容量帯で、2G社と日本国内独占販売契約を締結しました。また海外でも、同社のラインアップ(50kWから2,000kW)を販売できます(非独占契約)。

(注)

発電の際に生じる熱や蒸気を工場の空調や生産工程などに有効活用する「熱併給発電システム」

3.具体的な取り組み

 当社の電力安定化ソリューションは、燃料電池、無停電電源装置(UPS)などの電源製品や、熱空調制御、電力監視、エネルギーマネジメントシステムなどを、お客様のニーズに応じて組み合わせ、パッケージで提供します。
 これらの商材に世界トップクラスの発電効率を誇る2G社のコージェネレーションシステムを加えることで、これまで以上に幅広いソリューション提案が可能となり、お客様設備のさらなる電力安定化と省エネの実現に貢献します。

2G_FE
2G社のコージェネレーションシステム

4.ターゲット市場

 国内外の工場(食品・半導体・自動車など)、病院、データセンター、商業施設、地域エネルギーセンターなど

以上