ニュースリリース
アジア市場向け空調用インバータ「FRENIC-eHVAC」の発売について

2015年8月10日
富士電機株式会社

富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、アジア市場向け空調用インバータ「FRENIC-eHVAC」を発売しましたのでお知らせいたします。

1.狙い
 空調設備の省エネを目的に使用されるインバータは、世界のインバータ市場の約20%を占めるとされており、その中でも特に成長著しいインドやASEANなどアジア地域では、今後も年間5%程度(注1)の成長が見込まれています。これらの地域では、空調市場の拡大に伴いファン・ポンプのインバータ制御による省エネが急速に進められてきましたが、その適用範囲は産業プラント、工場設備、ビル、公共施設、商業施設など多様な分野に拡大しています。
 「FRENIC-eHVAC」は、主に中小規模の工場設備、商業施設等の空調設備に求められる機能の絞り込みと、当社製汎用インバータの主力機種と部品の共通化を図るなど、市場競争力を高めた製品です。すでに発売している「FRENIC-HVAC」シリーズのラインアップ拡充で空調市場の幅広いニーズに応えます。
 (注1): 当社推定値

2.特長
1)空調設備の最適制御を実現し省エネに貢献
 空調設備では、循環する冷却水の流量・圧力・温度に応じて、冷却塔ファン、冷却水ポンプなどの運転をきめ細やかに制御することが求められます。本製品は高度な演算機能「カスタマイズロジック」を標準搭載しており、空調設備における最適制御を実現。これにより、従来製品に比べて約45%(注2)電力消費量を削減します。
 (注2): 冷却水ポンプ設備での10日間実測データに基づく

2)遠隔操作可能なタッチパネルで操作性を向上
 「現在値」「設定値」「消費電力」などさまざまな情報の同時表示が可能な通信式のタッチパネルをオプションで用意しました。インバータ本体から離れた場所で、空調設備の運転状況を手元で確認し、操作することができます。

空調用インバータ「FRENIC-eHVAC」

3.基本仕様

4.発売時期
 即日

5.製品に関するお問い合わせ先
 富士電機株式会社 パワエレ機器事業本部
 ドライブ事業部 企画部
 03-5435-7190

以上