ニュースリリース
東南アジア事業拡大に向けたインドネシア国自販機製造・販売会社の買収について

2017年9月12日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(以下、当社)(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、株式会社クボタ(以下、クボタ社)との間で、クボタ社とクボタベンディングサービス株式会社(以下、KVS)が保有するP.T. METEC SEMARANG(以下、PTMS)株式の全てを譲り受けることと、国内外の自動販売機(以下、自販機)に係るアフターサービス業務の承継等の契約を締結しましたので、お知らせいたします。

1.背景と狙い

 東南アジアは、中国と同様に、経済発展に伴う生活水準の向上により、飲料分野においても消費者の嗜好が多様化しています。また、人件費の上昇などの理由により、飲料の販売チャネルとして自販機への注目が高まっています。
 当社は、東南アジア市場での自販機事業の拡大に向け、タイ、シンガポールの当社子会社による営業活動を展開し、2014年7月にはタイの生産子会社で飲料・物販自販機の組み立て生産を開始、さらに2016年6月にはタイに自販機運営会社を設立して自販機市場の形成を推し進めています。
 今回、クボタ社の自販機事業からの撤退を受け、PTMSの買収により東南アジアにおける自販機事業の基盤を強化し、事業の拡大を図ります。

2.具体的な取り組み

1)東南アジアにおける生産拠点の集約
 三重工場、並びにタイに所在する当社子会社で行っている東南アジア向け自販機の生産をPTMSに集約し、効率的な生産体制を構築します。

2)東南アジア市場での営業力強化
 当社は、本買収により、PTMSが実績を有するインドネシア、マレーシアにも販路を拡大します。さらに、新会社では当社が保有する設置、販売、アフターサービスなど自販機運営のノウハウを活用した事業を展開し、東南アジア市場での売上拡大を図ります。

3.買収対象会社の概要

4.買収の概要

以上