ニュースリリース
データ収集から解析までをワンパッケージで提供 システムソリューション「OnePackEdge」の発売について

2018年8月23日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、データ収集から解析までをワンパッケージで提供するシステムソリューション「OnePackEdge」を発売しますので、お知らせいたします。

1. 背景

 近年生産現場では、業務改善や生産性向上のため、IoT技術を取り入れる動きが加速しています。
 当社は今般、計測制御機器・センサ等を組み合わせた計測制御システムの実績を活かし、データ収集端末と解析ソフトを適用したシステムソリューション「OnePackEdge」を新たに開発し、発売します。
 本製品は、設備の不具合や不良品の発生などの要因解析を通して、お客様の「止まらない設備」の実現に貢献するシステムです。データ収集から解析までをワンパッケージで提供でき、生産現場における品質向上や業務効率改善を支援します。

2. OnePackEdgeができること

1)生産現場のデータを一括収集し、解析に適した形で提供

「OnePackEdge」のイメージ


データ収集端末

生産設備の各種センサやCNCまたはPLC(注)から、温度・振動・圧力や、稼働・品質情報などの各種データを、独自のデータ収集端末で一括収集します。
従来は、生産現場におけるデータ収集は設備ごとに個別の端末で行われることが一般的で、データの入力方法や形式(収集周期など)はまちまちでした。また、解析を行うには収集したデータをその目的に応じて関連付ける必要があり、集めたデータを別途担当者が集計するなどの手間が生じていました。
本システムのデータ収集端末は多様な設備に対応しており、あらゆるデータを統一形式で収集できます。さらに、要因解析に適したデータに自動集計する機能を備えており、解析作業を効率化します。

(注) CNC/PLC:工作機械などの生産設備の動作をコンピュータによりデジタル制御する装置

2)設備異常や不良発生の要因を解析し、予兆を検知

 MSPC(多変量統計的プロセス管理)を適用した独自のソフトウェアで、設備異常や不良発生の要因解析を行います。データ収集端末と連携することで、稼働中の設備・製品データと、あらかじめ取得した正常時の当該データとの「ズレ」から異常の予兆を検知することができ、お客様は不具合などが生じる前に対策を講じることができます。

3. 対象顧客

 自動車、電機・電子、医薬、食品業界など

4. 発売時期

 即日

5. 製品に関するお問い合わせ先

 富士電機株式会社 パワエレシステム事業本部
 ファクトリーオートメーション事業部 FA営業技術部
 03-5435-7168

(注)

本リリースに掲載している情報(製品仕様や価格、問い合わせ先等)は発表日時点のものであり、
予告なく変更する場合もございます。あらかじめご了承ください。

以上