ニュースリリース
【富士電機】ケニア共和国向け地熱発電設備の受注について

2018年8月31日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、ケニア共和国オルカリアⅠ地熱発電所(以下、「オルカリアⅠ」)向けに、ケニア電力公社との主契約者である丸紅株式会社(本社:東京都中央区、社長:國分文也)から地熱発電設備一式を受注しましたので、お知らせいたします。

1. オルカリアⅠについて

 オルカリアIは首都ナイロビの北西約120kmに位置し、1981年に運転を開始したケニアで最初の地熱発電所です。すでに稼働している5基(1から5号機)の発電設備の総出力は約185MWで、アフリカ最大規模です。

2. 受注内容について

 本案件は、アフリカにおける当社初の地熱発電プロジェクトです。オルカリアⅠに新たに建設される6号機の発電設備を受注しました。本プロジェクトは、国際協力機構(JICA)の円借款(政府開発援助)と欧州投資銀行(EIB)からの融資により建設資金が供与されます。

3. 当社の地熱発電事業について

 地熱発電は、再生可能エネルギーである地中の蒸気・熱水を利用して発電します。当社は1960年以降、アメリカ、インドネシア、フィリピン、アイスランド、日本など世界各地で地熱発電事業を展開し、これまでに合計81台、3,132MWの発電設備(蒸気タービン・発電機等)を受注しています。
 ケニア政府は長期開発戦略「ケニア・ビジョン2030」において、2030年までに地熱発電容量を5,000MWまで増大させる開発目標を掲げており、東アフリカではエチオピアやジプチなどで新たな地熱発電開発が計画されています。
 当社は本プロジェクトを契機に、アフリカでの地熱発電設備の受注拡大を図るとともに、同地域の経済発展と地球環境保護に貢献していきます。

【参考】オルカリアⅠ地熱発電所の位置

ケニア

以上