
富士電機株式会社
インフラ設備の安定稼働を支えるコントローラ「SPH5000H」の発売について
富士電機株式会社(代表取締役社長:北澤 通宏、本社:東京都品川区)は、インフラ設備の安定稼働に向け、システムを二重化することで信頼性を高めたコントローラ「MICREX-SX SPH5000H」を発売しましたので、お知らせいたします。 1. 発売の狙い
公共事業を支える水処理や廃棄物処理施設などのインフラ設備では、年間を通じて24時間連続稼働が求められ、わずかな時間の稼働停止は事業者にとって多大な損失につながり、インフラ設備が提供するサービスに支障をきたします。そのため、設備を止めないための高い信頼性を備えた監視制御システムが求められます。 ※1 プログラマブル・ロジック・コントローラ:Programmable Logic Controller
2. 製品の特長 1)システムの二重化を強化し信頼性を向上 二重化とは、システムの信頼性を高める手法で、機器やネットワークなどを2系統にすることで、1系統に不具合が生じても残りの1系統が稼働を継続することができます。 ※2 現場の設備や機器に接続するユニット ※3 Input/Output(入出力) ![]() 本システムのイメージ I/Oネットワークのループ化
2)データ処理能力や監視・制御点数を拡大 監視制御システムの大規模化・複雑化に対応すべく、プログラムを読み込み実行するMPU(Micro Processing Unit)の性能を高め、高速ネットワークを用いることでデータの演算処理能力※4と伝達速度※5を向上しました。また、プログラム容量※6を拡張し、より複雑なプログラミングへの対応を可能にするとともに、入出力メモリ※7を拡大し、機器の監視・制御点数を増やしました。 ※4 1GHz(従来:300MHz)のMPUを採用し、データの演算処理能力を向上 ※5 ネットワークを1Gbps(従来:100Mbps)とし、データの伝達速度を向上 ※6 プログラム容量を512k[STEP](従来:256k[STEP])とし、より複雑なプログラミングが可能 ※7 入出力メモリを65,536点(従来:8,192点)とし、監視・制御点数を大幅に拡大 3. 主な仕様
4. 発売時期
即日 5. 製品に関するお問合せ先
富士電機株式会社 パワエレシステムインダストリー事業本部 ※本リリースに掲載している情報(製品仕様や価格、問い合わせ先等)は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。 |
以上