ニュースリリース
自家消費用途に適した世界最軽量の太陽光発電用PCSの発売について

2019年11月7日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(代表取締役社長:北澤 通宏、本社:東京都品川区)は、自家消費用途に適した世界最軽量(注)の太陽光発電用パワーコンディショナ「PIS-50/500-J(DC1100V/50kVA)」を発売しましたので、お知らせいたします。

(注)

50から100kVAクラスにおいて

1. 発売の狙い

 地球温暖化防止などの環境意識の高まりから、再生可能エネルギーの普及拡大が期待されています。2012年の固定価格買取制度(FIT)の導入以降、発電された電力は売電が中心でしたが、近年では発電を行った企業の自社生産活動への利用が増加し、自家消費用途の太陽光発電に対するニーズが拡大しつつあります。こうした自家消費用途では、工場などの建屋の屋上に発電設備が設置されることが多く、搬入・据付作業を容易にするためパワーコンディショナ(以下、PCS)などの付帯設備の軽量化が求められています。
 今般当社は、50から100kVAの容量帯において世界最軽量を実現することで、自家消費用途に適した中容量の太陽光発電用PCSを発売しました。自社パワー半導体の搭載により業界最高レベルの変換効率99%を実現しています。
 国内ならびに、税制優遇制度を背景に自家消費用途の太陽光発電の導入が進む東南アジアでの受注拡大を目指します。

2. 製品の特長

太陽光発電用PCS
PIS-50/500-J(国内向け)

1)アルミ材の採用により世界最軽量を実現

 従来、当社製の集中式大容量PCSは、筐体に鉄材を用いていましたが、本製品ではアルミ材を使用し、50から100kVAの容量帯では世界最軽量を実現しました。さらに、アルミ筐体に塗装を施すことにより重塩害地域での設置を可能とし、設置個所の多様化に対応しています。

2)SiCパワー半導体の適用でファンレス化。長期メンテナンスフリーを実現

 搭載されるパワー半導体の損失に伴い生じる熱の冷却には、ファンを用いた強制風冷式が一般的ですが、当社製SiCパワー半導体の適用により損失を低減し、さらにパワー半導体を分散最適配置することで、自然空冷(ファンレス)を可能としました。これにより、10年間の長期メンテナンスフリーを実現。お客様の利便性を向上させました。

3. 主な仕様

4. 発売時期

 即日

5. 製品に関するお問い合わせ先

 富士電機株式会社 発電プラント事業本部 営業統括部 営業第五部
 ☎03-5435-7048

(注)

本リリースに掲載している情報(製品仕様や価格、問い合わせ先等)は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。あらかじめご了承ください。

以上