ニュースリリース
ニュージーランド タウハラ地熱発電所向け地熱発電設備の受注について

2021年2月25日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、ニュージーランドのタウハラ地熱発電所向けに、コンタクトエナジー社(ニュージーランドの大手民間発電事業者)との主契約者である住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、社長:兵頭誠之)から地熱発電設備一式を受注しましたので、お知らせいたします。

1. 受注内容について

2. タウハラ地熱発電所について

ニュージーランドは1,000MWを超える地熱発電設備容量を有する世界有数の地熱発電開発大国です。タウハラ地熱発電所は、コンタクトエナジー社がオークランドから約280キロ南に位置するタウポ地区に建設します。当社が2010年に納入したヌ・アワ・プルワ地熱発電所の140MWを更新し、単機容量としては世界最大規模の地熱発電所となります。

3. 当社の地熱発電事業について

地熱発電は、再生可能エネルギーである地中の蒸気・熱水を利用して発電します。
 当社は1960年以降、ニュージーランドを始め、北中米、インドネシア、フィリピン、アイスランド、日本など世界各地に地熱発電設備を納入し、豊富な実績に基づく地熱発電のトータルエンジニアリングおよび、地熱特有の蒸気に対応した蒸気タービン・発電機の技術に強みがあります。これまでに合計84台、約3,500MWの地熱蒸気タービン・発電機設備を納入しており、2000年以降の受注実績は世界トップシェア(約4割)を誇ります。
 ニュージーランドにおいては、これまでに計4ヵ所の地熱発電所の建設に携わっており、タウハラ地熱発電所の完成後は、同国の地熱発電設備容量の約4割を占める450MW相当の地熱開発に貢献することになります。
 当社は地熱発電のフロントランナーとして、クリーンエネルギー技術・製品の普及・拡大に取り組み、世界の脱炭素化に貢献していきます。

(注)

本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。
あらかじめご了承ください。