ニュースリリース
システム事業の拡大に向けた「プラントシステム棟」新設について

2021年12月14日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、システム事業拡大に向けて、東京工場(東京都日野市)に「プラントシステム棟」を建設し、プラントシステムの開発・生産体制を強化します。

1. 狙い

プラントシステム棟

 当社は2023年度中期経営計画でパワエレ事業へのリソースの傾注を掲げており、パワエレ事業の伸長に欠かせないのが、システム事業の拡大です。
 デジタル化や脱炭素化が加速するなか、データセンターや半導体工場、化学プラントなどの産業プラントでは設備投資が拡大しています。当社はこうした産業プラント向けに、機器やソフトウェアを最適に組み合わせ、エネルギーの安定供給・最適化、自動化や省エネなど、お客様が要求する機能や性能を満たす「プラントシステム」を提供しています。

今般、東京工場内に「プラントシステム棟」を新設し、プラントシステムの開発・生産体制を強化します。プラントシステムの品質向上を図るとともに、設計から試験までのリードタイムを最大4割削減し、グローバルでの競争力を高めます。

2. プラントシステム棟での実施内容

・試験環境の充実
 プラントシステムは、お客様のプラントに合わせ、監視制御システムや情報・制御盤、電源盤などの製品を最適に組み合わせ、システムとして構築し提供します。
 今回新たに、現地再現性を高めた検証システムを充実させました。お客様のプラントをシステム上で再現し検証を行ったり、当社の複数の生産拠点で製造する製品をネットワークで遠隔接続し組み合わせた試験を行います。これにより、工場出荷時のシステム完成度を高め、お客様のプラントの早期立ち上げ・稼働に貢献します。

・プラットフォーム化の推進
 当社が長年培った技術や経験を基に、さまざまなプラントに幅広く適用可能なプラントシステムの標準プラットフォームを構築し、お客様の要求仕様に応じて、機器やソフトウェアを組み合わせて提供します。プラットフォーム化により、リードタイムを短縮するとともに、システムの品質・信頼性向上を図ります。

・お客様とのコミュニケーションスペース拡充
 プラントシステム棟には、お客様とのコミュニケーションエリアを設け、プラントシステムを構成する製品、ソフトウェアやソリューションを、実際の製品や大画面モニタでご紹介します。

3. 新棟概要

(注)

本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。
あらかじめご了承ください。