ニュースリリース
顧客課題に応じた柔軟なシステム構築が可能 オートメーション監視制御システム「MICREX-VieW FOCUS Evolution」の発売について

2022年12月21日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社は、プラント向けオートメーション監視制御システム「MICREX-VieW FOCUS」シリーズとして、顧客課題に応じて柔軟なシステム構築が可能な「MICREX-VieW FOCUS Evolution」を発売しましたので、お知らせします。

1. 狙い

 電気、ガスなどのエネルギーや鉄・非鉄金属、化学薬品などを製造する産業プラントでは、プラントの安定運用に監視制御システムを導入していますが、本システムには世の中の変化や現場の課題に応じて、設備運用者みずからが仕様を柔軟に変更できる利便性が求められています。

 監視制御システムは、設備の稼働状況や製品の加工・生産情報などのデータからプラントの状態を監視・制御する製品です。当社は1994年に中小規模の産業プラント向けの監視制御システム「MICREX-VieW FOCUS」シリーズを発売し、鉄鋼、化学、セメント、ごみ焼却など、主に日本国内の産業プラントに多くの納入実績があります。

「MICREX-VieW FOCUS Evolution」
画面

 今回新たに発売する「MICREX-VieW FOCUS Evolution」は、高い信頼性を実現し、かつ専門的な知識がなくても柔軟なシステム構築が可能なシステムです。また、国際標準の通信規格であるOPC UAを採用しており、グローバルに展開する製品です。

 当社は、本制御システムとともに、産業プラントに必要な駆動機器や計測機器なども組み合わせ、省エネや省力化、リモート監視等、お客様のニーズに応えるソリューションを提案していきます。経済成長が続く東南アジアやインドを中心に、海外でのプラントビジネスの拡大を図ります。

2. 製品の特長

1)簡単・スピーディに、柔軟なシステム構築が可能

 本システムには、当社の産業プラントでの幅広い運用ノウハウが制御プログラムとして組み込まれており、各種プラントの多様な工程・設備で求められる制御方法や機器の組み合わせが、システム画面上でドラッグ&ドロップをする等の簡単な操作で柔軟に設定することができます。

 また、設定した制御方法や機器の組み合わせは、「アプリケーションパッケージ」としてシステム内に保存でき、同一拠点や他拠点の別工程・設備にも簡単・スピーディに反映でき、工期短縮を可能とします。

2)冗長性の高いシステムでプラントの安定運用に貢献

 プラントのデータを複数台のオペレータマシンが保持することで、万一いずれかが故障しても、即座にデータ復旧、プラント設備の継続運転ができます。

3)富士電機独自のデータベースを標準採用

 独自のデータベースを開発し標準搭載させたことで、市販のデータベースソフト(SQL Server(注)等)の新規導入が不要となり、導入費用を抑制できます。

(注)SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

3. 主な向け先

化学、食品医薬品、鉄鋼、石油、ごみ処理、ガス、セメント、水処理、バイオマス発電等

4. 発売日

即日

5. 本件に関するお問い合わせ先

富士電機株式会社 パワエレ インダストリー事業本部
プロセスオートメーション事業部 技術第二部 プロモーション課
☎042-587-3842

(注)

本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。