ニュースリリース
ケニア共和国向け地熱発電設備の受注について

2023年2月14日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社は、ケニア共和国メネンガイ地熱発電所向けに、アフリカで電力事業を手がける英国のGlobeleq社の子会社であるQPEA GT Menengai LimitedとEPC契約を締結した豊田通商株式会社から、地熱発電設備一式を受注しましたので、お知らせいたします。

1. 受注内容について

 本案件は当社にとって、2022年に運転開始したオルカリアⅠ地熱発電所6号機に次ぐ、ケニア2件目の地熱発電プロジェクトです。本プロジェクトは、同国オルカリア地域に続く新たな地熱有望鉱区であるメネンガイ地区において地熱発電所を建設するもので、当社は地熱蒸気タービンや発電機などの主要機器の製造・供給を担い、東アフリカ地域を中心に事業展開する工事会社であるCSI Energy Groupが建設工事を担います。

2. 当社の地熱発電事業について

 地熱発電は、再生可能エネルギーである地中の蒸気・熱水を利用して発電します。当社は1960年以降、アメリカ、インドネシア、フィリピン、アイスランド、ニュージーランド、日本など世界各地に地熱発電設備(蒸気タービン・発電機等)を納入し、これまでの累計納入容量は86台、3,600MWを超えます。
 ケニアの地熱資源量は日本に次ぐ世界第4位であり、ケニアは国内の総発電量の約9割を再生可能エネルギーで賄うアフリカ有数のクリーンエネルギー先進国です。
 当社は本プロジェクトを契機に、アフリカでの地熱発電設備の更なる受注拡大を図るとともに、同地域の経済発展と地球温暖化防止に貢献していきます。

【参考】メネンガイ地区の位置
【参考】メネンガイ地区の位置

(注)

本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。