直流バスシステムに適した絶縁型DC/DCコンバータの要素技術を確立しました。

2025年8月28日
富士電機株式会社

直流バスシステムに適した絶縁型DC/DCコンバータの要素技術確立

 脱炭素化社会の実現に向けた取り組みが加速する中で、蓄電池、太陽光発電、水電解による水素製造、燃料電池といった多様なエネルギー源の利活用が注目を集めています。これらの機器は直流で動作するため、直流電力を効率的に運用できる直流バスシステム(注1)(図1)の普及拡大が予想されます。このシステムの実現にはDC/DCコンバータ(注2)が不可欠です。

 富士電機株式会社は、多様なエネルギー源に対応した直流バスシステム向けに、高効率かつ大容量の絶縁型(注3)DC/DCコンバータ技術を新たに開発しました。独自の制御方式により、再生可能エネルギーの出力電圧変動に対応し、蓄電池の充放電動作に必要な双方向変換機能を備えつつ、業界トップレベルの変換効率を実現しました。


【容量】

200kW

【電圧変化許容範囲】

DC400~800V(定格600V)

【変換効率】

98%以上(定格電圧条件において)

 今回確立した技術の製品適用を進め、直流バスシステムの効率的な運用を可能とすることで、脱炭素化社会の実現に貢献します。


図1 直流バスシステムにおけるDC/DCコンバータの適用イメージ

【お問い合わせ先】
技術開発本部 技術戦略室 研究管理部
TEL:03-5435-7181

(注1)

直流バスシステム:直流電力を供給・分配するための共通の電力伝送路(バス)。複数の電力源や負荷を直流電力で接続し、効率的な電力伝送や管理を可能にする。

(注2)

DC/DCコンバータ:直流電圧を別の直流電圧に変換する装置。

(注3)

絶縁型:入力と出力を電気的に絶縁する機能を備えたもの。安全性の向上、ノイズ影響低減のメリットがある。