富士電機

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THE SWITCH

Vol.2 たまに見るけどどういう関係?
ざっくりわかる富士電機機器制御×シュナイダー
エレクトリックのトリビア

富士電機機器制御の製品を見ているとたまに見かける「シュナイダーエレクトリック(以下シュナイダー社)」のロゴ。「なんとなく存在は知っているけどシュナイダー社ってなに?」「富士電機機器制御とはどういう関係?」など疑問に思われている方もいるのでは?ということで今回は、意外とお伝えしてこなかった富士電機機器制御×シュナイダー社についてご紹介します。

トップシェア同士のライバルが手を組んだ!
富士電機機器制御は、シュナイダー社とのジョイントベンチャー!

現在の富士電機機器制御、実はフランスのシュナイダー社との合弁会社として発足した会社であるということをご存じでしょうか?シュナイダー社といえば、電磁開閉器において現在でも世界トップシェアを誇るメーカ。一方の富士電機機器制御は、電磁開閉器において日本のトップシェア。アジア圏においてお互いを牽制し合うようなライバル関係だった両社が手を組んだのが2008年のことでした。ではなぜ、両社は手を組むことになったのでしょうか?

当時のニュースリリース

海外規格やグローバル化へのニーズが、
ジョイントベンチャー誕生の理由

両社は2003年ごろから製品の相互供給を行うなど、協業関係を築いてきました。
当時、国内企業の海外進出や製品輸出等が盛んになり、世界的に使用ができる製品の要求など市場変化への対応が必要とされていたことが協業の理由でした。
アジア市場でのシェア拡大を目指す富士電機機器制御と、日本市場でのプレゼンスを強化したいシュナイダー社のニーズが一致。両社の強みを掛け合わせるために、合弁会社の設立に至りました。

協業メリット1:
世界基準の思想を取り入れた、「製品開発」の強化

シュナイダー社との合弁会社設立以来、富士電機機器制御では世界基準に対応した製品開発を推進しております。シュナイダー社の製品開発のノウハウを取り入れ、海外規格をクリアするための工夫を製品に反映したり、製品評価のチェックポイントの強化等、改善が日々行われています。また、シュナイダー社との協業を通して、世界的な要求のトレンドなども把握することで、ニーズへの高い対応力でお客様をサポートしています。

世界で活躍する「TeSys」シリーズ

協業メリット2:
製品の海外輸出にもより安定的なサポートを提案

製品開発以外にも、富士電機機器制御は総代理店のようにシュナイダー社の製品を日本で販売しており、たとえばお客様が海外向けの装置・盤を開発したいという際にもシュナイダー社の製品も併せてご提案することができます。
また世界中に販売チャネルがあるシュナイダー社の製品を取り入れれば、装置・盤を納入後に現地で製品調達がしやすくなるなど、より安定的な製品展開が可能になるというメリットも生まれます。
今後も富士電機機器制御とシュナイダーエレクトリックの両社がもつ強みを掛け合わせ、お客様にご支持いただける付加価値の高いソリューションをお届けしてまいります。

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