財務・業績
決算サマリー
以下は、2026年4月28日に発表した「2026年3月期(2025年4月1日から2026年3月31日)決算」のサマリー版です。
連結決算概要について
当社は、2026年度を最終年度とする3ヵ年中期経営計画「熱く、高く、そして優しく2026」において「利益重視 経営による更なる企業価値向上」を基本方針に掲げ、「収益力の強化」、「成長戦略の推進」並びに「経営基盤の 強化」を推し進め、利益を伴った事業拡大と経営体質の更なる強化を目指しています。また、成長戦略の推進に向 けて当期初にセグメント再編を実施し、「エネルギー」に設備工事分野を編入しシステム事業の強化、「インダス トリー」に器具分野を編入しFAコンポーネントとのシナジー創出に取り組んでいます。
当期における当社を取り巻く市場環境は、米国の通商政策の影響等により世界経済の見通しの不透明感が継続し たほか、投資資金の流入や需給の逼迫等により銀や銅等の原材料価格が高騰した一方で、脱炭素社会の実現に向け たGX投資や、生成AI・デジタル技術の活用拡大に伴うエネルギー需要の増大を背景として、電力、製造業及びデー タセンター等における設備投資が堅調に推移しました。
このような環境のもと、当社は、エネルギー需要の増大に伴う再生可能エネルギーや電力の安定供給システムの 拡大及び、省エネ・電化のニーズを捉えてプラント・システム事業の拡大を推進したほか、デジタル技術を活用し た生産現場の生産性向上による収益力の強化や、サプライチェーンの強靭化等に取り組みました。また、旺盛な需 要に対応するため、国内工場における変圧器・開閉装置、電機盤・電源盤の生産能力増強に取り組んだほか、海外 のデータセンター需要の拡大に対応した生産体制強化に着手しました。SiCパワー半導体については、将来の市場 拡大を見据えて設備投資計画を推進しました。
当期の連結経営成績は次のとおりです。
(単位:億円)
売上高
エネルギーのエネルギーマネジメント分野及び施設・電源システム分野等を中心と したプラント・システムや、インダストリーのITソリューション分野が牽引し、前期に比べ1,042億円増加(9%増 加)の12,276億円となり、過去最高を更新しました。
営業損益、経常損益、親会社株主に帰属する当期純損益
人的投資の拡充に伴う人件費の増加、原材料価格の高騰や、半導体の電装分野における需要減、食 品流通における前期の改刷対応特需の反動減等の影響があったものの、エネルギーを中心としたプラント・システ ムの需要増加等が利益を押し上げ、営業損益は前期に比べ190億円増加の1,366億円となりました。経常損益は、営 業損益の増加に伴い、前期に比べ206億円増加の1,393億円となりました。親会社株主に帰属する当期純損益は、投 資有価証券売却益を特別利益に計上したことにより、前期に比べ58億円増加の980億円となり、営業損益、経常損 益、親会社株主に帰属する当期純損益いずれも過去最高を更新しました。
部門別の状況
(単位:億円)
≪エネルギー≫
エネルギーマネジメント分野、施設・電源システム分野における需要増加等を主因として、売上高、営業損益と もに前期を上回りました。
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発電プラント分野は、水力発電設備の大口案件の増加等により、売上高は前期を上回りました。営業損益は、売上高の増加に加え、前期の火力・地熱案件の費用増の反動影響や案件差等により、前期を上回りました。
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エネルギーマネジメント分野は、蓄電システム案件の増加や、電力及び産業向け変電機器、産業向け電源機器の大口案件の増加等により、売上高、営業損益ともに前期を上回りました。
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施設・電源システム分野は、データセンター向け需要の増加により、売上高、営業損益ともに前期を上回りま
した。 -
設備工事分野は、大口案件の増加や、案件差及び原価低減の推進等により、売上高、営業損益ともに前期を上
回りました。
≪インダストリー≫
ITソリューション分野の大口案件の増加等を主因として、売上高、営業損益ともに前期を上回りました。
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FAコンポーネント分野は、計測機器の需要増等を主因として、売上高、営業損益ともに前期を上回りました。
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オートメーション分野は、鉄鋼分野向け需要の増加等により売上高、営業損益ともに前期を上回りました。
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社会ソリューション分野は、輸送システムの需要増により、売上高、営業損益ともに前期を上回りました。
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器具分野は、機械セットメーカ向け需要の緩やかな回復により、売上高は前期を上回りました。営業損益は、原材料価格の高騰影響があったものの、需要増や価格改定等により前期を上回りました。
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ITソリューション分野は、文教分野の大口案件の増加により、売上高、営業損益ともに前期を上回りました。
≪半導体≫
売上高は、産業分野では、中国向けの需要増加と為替影響により、前期を上回りました。電装分野では、電動 車(xEV)向けパワー半導体の需要減少及び前期の価格改定の影響等により、前期を下回りました。営業損益 は、産業分野における売上高の増加があったものの、原材料価格の高騰に加え、産業分野における中国市場を 中心とした価格競争の影響や、電装分野における需要減少及び前期の価格改定の影響等により、前期を下回り ました。
≪食品流通≫
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自販機分野は、国内自販機の需要減少により、売上高、営業損益ともに前期を下回りました。
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店舗流通分野は、前期の改刷対応特需の反動減の影響があったものの、コンビニエンスストアの改装増加に伴う店舗設備機器の需要増により、売上高は前期を上回り、営業損益は前期と同水準となりました。
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注)
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当連結会計年度より、組織構造の変更に伴い、「エネルギー」及び「インダストリー」の各報告セグメントに おいて、集約する事業セグメントを変更しております。なお、各セグメントの前期との比較値は、前期の数値 を変更後の報告セグメントの区分に組み替えたうえで算出しております。
連結業績予想などの将来予測情報について
2026年3月期の連結業績見通しは以下のとおりです。
なお、為替レートは、150円/US$、175円/EURO、21.9円/RMBを前提としています。
(2027年3月期 通期)
(単位:億円)
(参考:部門別)
(単位:億円)
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2027年3月期より、「インダストリー」の「オートメーション分野」のうち「駆動制御システム」の一部を「エ ネルギー」の「設備工事分野」に移管しております。なお、2026年3月期の数値は、それぞれ移管後の報告セグ メントの区分に組み替えたうえで算出しております。
四半期データ
連結業績
(単位:億円)
2025年3月
2026年3月
(単位:百万円)
連結セグメント売上高
(単位:百万円)
連結セグメント営業利益
(単位:百万円)
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