発電設備
地熱発電プラント

設備概要
地熱発電は、地下水がマグマ溜まりによって加熱された高温・高圧の蒸気を、タービンの動力として利用し発電を行います。 富士電機は1960年に日本で初めての実用的な地熱発電設備を納入して以来、世界最大級140MWを始め、国内外に82台*の地熱タービンを納入しています。個々の設備を製作するのみならず、プラント全体の設計、製作、建設を手がけております。
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注
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2019年2月現在

代表的な地熱発電の方式
フラッシュ方式
地熱流体が蒸気と熱水の混合である場合、地熱流体を気水分離器に導き、蒸気と熱水を分離し、分離した蒸気でタービンを回します。
熱水の温度が高い場合はさらに効率の良いダブルフラッシュ方式・
トリプルフラッシュ方式を採用します。

バイナリ発電方式
地熱流体の温度が低く十分な蒸気が得られないときなど、
従来利用できなかった低温度域にて
沸点の低い媒体を加熱し、
媒体蒸気でタービンを回す方式です。

納入事例紹介
フラッシュ方式
タウハラ地熱発電所
ニュージーランド北島に位置するタウハラ地区に、単機容量としては世界最大規模を誇る「タウハラ地熱発電所」を納入しました。
インドネシア ムアララボ地熱発電所
インドネシア ムアララボ地熱発電所向けにフラッシュ発電設備を納入しました。
クリーンエネルギーとして注目の地熱発電

地熱発電は、比較的地表に近い場所に蓄えられた地熱エネルギーを有効利用して発電するものです。CO2・NOx・SOxなどの環境汚染物質をほとんど排出せず、使用した蒸気は水に戻した後、地下に還元する再生可能なクリーンエネルギーとして注目を集めています。
ここがすごい、トータルエンジニアリング力!

富士電機は、タービンや発電機などの主要機器や関連機器を製作・調達するとともに、豊富な実績に裏付けられたトータルエンジニアリング力を駆使して、世界の地熱発電プラント建設を手がけています。