監視システム向け パッケージソフトウェア Citect SCADA
特長
高信頼性(冗長化)

Citect SCADAの冗長化機能は、SCADA/HMIの機能や性能を損なうことなく、運用上の障害に対する防御が行えるよう設計されています。
これらの冗長化機能によって、たとえ主系のシステムに障害が起こったとしても、待機系のシステムが自動的に監視制御作業を行い、監視制御処理の中断を防止します。また、主系システムが復帰時には、データサーバー同士が自動的に等値化処理を行い、履歴データやアラームデータの穴埋め処理を行います。
●クラスター機能
Citect SCADAでは、さまざまな冗長化機能に加え、クラスターによる冗長化構成もサポートしています。また、待機系サーバーとして使用しているパソコンに対して別のクラスターシステムを同居させて運用することもできます。


柔軟性

各サーバータスクの負荷を分散することも可能です。一般的にシングルCPUのパソコンを使用して監視制御処理を行う場合には、処理するI/O点数が増えるとそれに応じてトレンド表示やアラーム表示に遅延が発生します。Citect SCADAでは、I/Oタスクやアラームタスク、トレンドタスクといったSCADA/HMIの5つの基本的なタスクを別々のパソコンに割り当てて運用することができます。また、1台のパソコンにすべてのSCADA/HMI機能を動作させることも可能です。さらに、マルチコアCPUの場合、Citect SCADAに搭載されている5つの基本的なタスクを個別のCPUコアに割り当てて使用することもできます。(マルチプロセス機能)
この機能によってシステムとしての性能と安定度が向上し、快適な監視制御システム環境を実現することができます。また、ランタイムマネージャを使用すれば各タスクを必要に応じて停止することも再起動することも可能です。
上位互換性

ほとんどのバージョンから1つのステップでバージョンアップができます。
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v7.20以上からはオンラインでアップグレードが可能
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v5.21以上の全てのプロジェクトでオフラインでアップグレードが直接可能(アラームヒストリーは除く)