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大容量任意波形出力電源装置(FASREC-PW)

大容量任意波形出力電源装置 FASREC-PW

機能

出力したい電圧や電流の波形信号を装置に入力すると、忠実に増幅した波形が出力されます。
直流や交流はもちろん、交流と直流が重畳した波形や矩形波・歪み波形を出力することもできます。

特長

小形化

IGBT素子を使用した構成ですので大容量・大電流でも小形です。

高速応答

キャリア周波数が高周波です。出力は設定信号に忠実に追従します。

高力率

入力部にダイオード整流器を使用していますので入力は高力率(出力容量が100%時に力率は95%以上)です。

装置外観例

大容量任意波形出力電源装置(FASREC-PW)外観

用途および仕様

用途 入力 出力
アルミ着色 3φ, 3.3kV, 6.6kV, 400/440V, 50/60Hz ±50V, 100〜10000A
加熱
その他金属表面処理
3φ, 3.3kV, 6.6kV, 440V, 50/60Hz 1φ, 200〜2000kW

仕様

最大出力電流:±10kA
最大出力電圧:±150V

回路方式と制御方式

回路方式:単相ブリッジ結線式
PWM単相インバータ

使用素子:±IGBT(当社製)
制御方式:PWM制御

外形図

〔単位:mm〕

大容量任意波形出力電源装置 FASREC-PW

10kA器の例

外形図

ステップ応答例

抵抗負荷でのステップ応答を示します。
整定時間:700μs
立上時間:200μs
オーバシュート:114%

ステップ応答例

出力波形例

設定信号と出力の追従性を示します。
設定電圧の波形:10V/div.
出力電圧の波形:10V/div.
時間軸:2ms/div.

例1

出力波形例1

例2

出力波形例2

任意波形出力電源の用途

任意波形出力電源は、サイリスタ整流器や回転式のインダクションレギュレータでは出力できないような特殊な波形を任意に出力できます。
この特長を生かし次のような用途に使用され、大きな効果を得ています。

アルミサッシの着色用途

アルミサッシはアルマイト処理をした後、ニッケルをアルマイトの微細孔の中に電気的に析出させ、茶色系・黒色系に着色させます。この電気着色では、ある特殊な電流または電圧波形(第1図に波形を2例示します)をサッシに流すと次のメリットがあります。

  • サッシ形状や吊り位置による色のばらつきが低減できます。
    例えば第2図の(A)のサッシと(B)のサッシが、むらなく均一に着色できます。
  • 着色時間を短縮できます。
  • 特殊皮膜・特殊色対応が容易になります。

第1図

第1図

第2図

第2図

プリント板のスルーホールの銅メッキ

従来は直流を流してメッキをしていました。この電源を使ってある特殊な電流波形(第3図に波形を示します)を流してメッキをすると、次のメリットがあります。

  • スルーホールの内部とプリント板表面が同じ厚さで均一にメッキができます。
  • 銅メッキの延び率が良くなります。

第3図

第3図

三相単相変換

単相の大容量の電気炉やヒータへの給電で入力三相の電流を平衡させることができます。従来のIVRやタップ変圧器、交流電力調整器では成し得なかった機能です。また従来機器では入力三相電流を平衡させるために、グレボー結線などの機器を追加設置する必要がありました。大容量任意波形出力電源では付帯機器の設置なしに、入力電流の三相バランスを図れます。さらに本来の出力電流・電圧の波形を任意に変えることができる機能により、負荷にとっての最適な波形条件とすることができます。例えば電気炉内の温度分布の調整も図れます。これも従来の直流電源や交流電源では成し得なかった機能です。

バランス

実験用の電源

さまざまな波形を設定信号どおり出力できますので、実験用途に最適です。特殊な電圧や電流波形を適用すると生産が上がるとか製品の品質が良くなることがあります。製品の品質向上、生産性向上のための実験が、この電源装置を使うと簡単にできます。

導入に際して

任意波形出力電源の出力電流波形の追従性は、つながれる設備の条件に大きく依存します。

出力電圧や出力波形をご希望の波形に合せるために、お客様の設備の特性(例えば抵抗値・容量値・インダクタンス値・逆電圧値)と電源装置ー設備間のブスバー配置(長さや形状)を必要とします。電源装置導入をご計画の際は必ず当社にご相談ください。

貸出器の準備

まず、使って効果を確認してみたいというお客様のために、貸出器を準備しております。
貸出器仕様:±50V 30A、±50V 500Aの2種類

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