タンク内レベルの適正管理に
レベル計

ー特殊計測機器の一部受注停止についてー

現在、特殊計測機器に使用する線源の入手が見通せておりません。
現在入手出来る線源の強度は、その上限を74GBqとされています。

  • 核種:137Cs(セシウム)
    線源強度は74GBq未満まで入手可能。
    74GBq以上の高線量線源については、その都度入手可否を確認しておりますが、
    供給不可の状況が続いております。

  • 核種:60Co(コバルト)、85Kr(クリプトン)、90Sr(ストロンチウム)
    線源の強度に関わらず、原材料入手難により、現在製作不可。

今後も状況変化が予測されるため、線源更新や、設備保守などの際は、
ご使用の線源核種と強度等をお知らせの上、お問い合わせをお願い致します。

接触式では困難な環境のタンク内測定も液体から溶鋼湯面まで、非接触で高精度に計測します。

  • 高温・高圧・低温、高塵埃など、あらゆる環境での測定が可能

  • 多彩なレベル測定機能で、高い精度で測定

線源容器
線源容器
検出器
検出器
線源容器
線源容器
検出器
検出器
線源容器
線源容器
電子回路部
電子回路部

幅広く対応する多彩なレベル測定機能

お客様のプラントの種類や環境、また、タンクの内容物に応じてエンジニアリングし、幅広いレベル測定に柔軟に対応します。

アライアンスによる日立製作所互換機

ご利用いただく特殊計測器は、日立互換器NNシリーズです。多数の納入実績と各種産業分野で高い評価を誇る日立製作所の技術に、富士電機のノウハウを加え製造・販売します。

防爆エリアでの使用が可能

安全に使用していただくため、厳正な認証を行なう検定機関による"防爆認定"を取得。石油・化学プラント、ガス・ガソリン・薬品などの防爆エリアでの使用が可能です。

高精度、多機能な変換器もご用意

長年培ってきたノウハウを活かした演算処理により、容易に動作チェック、線源減衰の補正が可能。また、再現性、リニアリティ特性、操作性を向上させています。

方式とその原理

ON-OFF方式

測定タンクを挟んで、γ線源と検出器を対向して配置します。タンク内容物が、線源と検出器とを結ぶ基準レベルより上にあるときは、γ線が側壁と内容物によって吸収され、検出器は微量の放射線しか検出しません。内容物のレベルが基準レベルより下がると、内容物に吸収されないため、検出されるγ線が急激に増えることになります。この検出量の差によって、内容物のレベルが基準レベルより上か下かを判別できます。

連続測定方式

有効長の長い検出器、または棒状に分布された線源を用いると、検出量は急激には変化しません。タンク内容物のレベルが下がると、γ線が内容物によって吸収される割合が徐々に小さくなり、また検出器には次第に多くのγ線が検出されるようになります。内容物の増減の変化を連続的に把握することができます。

NNMRLSO(対応日立形式RLS-O)
〈Nalシンチレータ使用〉
簡単にON-OFF信号を取り出せます。 線源量を少なくしたい場合に適しています。

NNMRLSM(対応日立形式RLS-M)
〈Nalシンチレータ使用〉
タンク形状が単純で、壁が厚く測定範囲が広い場合に適しています。

NNMRLSH(対応日立形式RLS-H)
〈プラスチックシンチレータ使用〉
タンク形状が単純で、測定範囲が広い場合に適しています。直線性に優れています。NNMRLSMに比べ線源が少なくてすみます。

NNMRLSL(対応日立形式RLS-L)
〈Nalシンチレータ使用〉
タンク形状が複雑で壁が厚く測定範囲がせまい場合に適しています。

仕様

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