富士モーションシステム異常診断ソリューション
適用事例
負荷トルクの検知例
高速・高感度の診断速度を実現
異常を感じたリアルタイムでアラートを出すことができます
課題例|噛み込み
食の安全の追及
製品密封時、シール部分に微細な食品くずが混入し、気付かず包装してしまう事でシール品質の低下につながる。クレームといった大問題につながる可能性がある。
課題例|擦れ
製品の品質向上
アームでの製品搬送時、僅かにアームや製品を擦ってしまうことで、装置の異常や製品不良につながる。製品不良に関してはクレームといった大問題につながる可能性がある。
課題例|硬度変化
製品の品質向上&不良品の撲滅
端子圧着時、カシメ不良により、製品不良につながる。特に自動車業界向けのハーネス加工に関しては製品のリコールといった大問題につながる可能性がある。
適用例 1
移載機
ベルトの張力低下予兆を検知し、装置異常発生に伴うダウンタイムを削減
Before
装置が故障して停止してしまう
After
サーボの負荷トルクモニタ機能と診断モジュールを導入
当初の課題
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搬送ベルトの長期使用によりベルト張力が低下、装置異常で停止してから、異常に気付く…
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ウエハ停止位置ずれにより、ウエハ破損が発生…
異常診断ソリューションの導入
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サーボシステムの負荷トルク検知と診断モジュールを活用し、ベルト張力低下予兆を検知
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比較的長期間の傾向を見ることで、装置異常に至る前にメンテナンスを実施し、ウエハ割れなどを防止
停止時間を50%削減
適用例 2
⾷品包装機
噛み込み検知機能で食品くずの包装シール部混入を検知、不良品流出撲滅に貢献
Before
After
サーボの負荷トルクモニタ機能と診断モジュールを導入
速度のずれ具合
負荷トルクのずれ具合
当初の課題
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食品包装フィルムのシール部分に食品くずが噛み込む…
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カメラ監視を行うも、包装フィルム材質により、食品くずの噛み込みを検知することが困難で、目視確認が必要…
異常診断ソリューションの導入
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サーボシステムの負荷トルク検知を活用、食品くずの噛み込みを検知
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診断モジュールのMSPCを活用、包装フィルムの材質毎の正常状態を登録、噛み込みを検知
目標工数を50%削減
適用例 3
端⼦圧着機械
被覆噛み・浅打ちによる圧着不良を検知、不良品流出撲滅に貢献
Before
After
サーボの負荷トルクモニタ機能と診断モジュールを導入
速度のずれ具合
負荷トルクのずれ具合
当初の課題
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荷重センサーと検査装置を組合せ、端子圧着不良を検知も、センサーや検査装置を追加するうちに、構造が複雑に…
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端子毎の調整にも時間を要する…
異常診断ソリューションの導入
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サーボシステムの負荷トルク検知を活用、センサレスでの圧着不良を検知
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診断モジュールのMSPCを活用、端子の種類毎の正常状態を登録、調整時間を短縮
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圧着不良検知の精度向上も実現
生産性が10%向上