Interview 社員インタビュー

光学技術でカーボンニュートラルの実現に貢献!

研究開発

2019年入社
S・S

技術開発本部 先端技術研究所
エネルギー技術研究センター
センシング技術研究部
電気電子工学コース卒

入社以来、「光」がテーマの研究開発に専念。
環境問題が叫ばれる昨今、そうした問題に対処するための
製品づくりに取り組んでいます。

現在の私の仕事

所属するセンシング技術研究部では、光や電磁気、超音波などを応用したセンサ・計測機器の研究開発に取り組んでいます。環境やエネルギー問題など社会課題を解決するための製品や事業に向け、また次世代の製品を見据えた先端技術や基盤技術のリサーチも行っています。
私はその中で、カーボンニュートラルの実現に向けた計測機器、具体的にはレーザ式ガス分析計の研究開発を担当しています。この分析計は測定対象にレーザを当ててその成分を分析するもので、例えば工場の煙突に取り付け、煙の成分が環境規制の基準に適合しているかどうかを計測するのに用いられます。
研究開発と言ってもパソコンで行う業務と実験室で行う作業とがあります。机上検討や解析を用いた検討に始まり、光学設計や筐体設計を含む評価系※の試作、試作機の評価や改良検討など、仕事の幅は広いです。

※ 仕様確認レベルの試作品や部品アセンブリのこと

仕事のやりがい、
そしてその難しさ

一から考えて組み立てた分析計の評価系に「火入れ」(初めて電源を入れて動作させること)をするときは、いつも緊張します。火入れの段階ではうまく動作しないことも多いからです。
正しく動作しないときは必死で原因を探ります。あるときはやっとのことで原因を解明し、思わずガッツポーズをしてしまいました。そのため火入れがうまくいくと、これまでの苦労が報われた喜びで胸がいっぱいになります。
レーザ式ガス分析計は使用環境によって、その分解能(計測精度)が左右されます。煙の温度など、さまざまな条件によってレーザ光の進みかたが変わるからです。多様な環境で使える製品を提供していくため、これからも光の技術に関する知識や経験を積んでいきたいと思っています。

失敗から生まれる成長の瞬間

新人の頃、先輩と作った試作の回路基板を火入れの際に壊してしまったことがあります。原因は電源の消し忘れというケアレスミス。予備の基板も作っていたので事なきを得ましたが、全身に冷や汗をかきつつ、段取りや手順の大切さも痛感しました。
分からないことがあってもまずは一度、自分で調べてみることが大事です。これは、ステップアップには欠かせません。でも一人で考え込んでしまうと出口が見つからなくなることもあり、私は自分に「15分だけ考える」というルールを課しています。それでも分からなければ先輩に相談しに行きます。
もう一つ、報告会などの発表の場も大事です。テーマの背景や目的、どこにどんなものが必要とされているかなど、必要な情報を集めながら資料を作成することで、自分の担当内容を俯瞰できます。発表資料のレビューを通して、資料作成や発表のスキルも磨けていると実感しています。

私のリフレッシュ法

10年以上、K-POPグループの「推し活」をしています。年に2、3回行われるコンサートには、ペンライトやグッズを持って駆け付けます。リフレッシュだけでなく、人生に彩りを添えるイベントの一つです。「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と、きっちり分けて全力で楽しんでいます。

ある1日のスケジュール

7:30
起床
8:20
通勤
8:50
出社
9:00
始業、朝礼、メール確認
9:30
評価準備
10:30
評価実施
12:00
昼休み
12:45
業務再開、メール確認
13:00
打合せ
15:00
データまとめ、資料作成
18:30
退社
19:00
帰宅
19:30
夕食、家事
21:00
自由時間
24:00
就寝

私が富士電機を選んだ理由

きっかけは当時、富士電機の内定が出ていた研究室の先輩にインターンシップを勧められたこと。インターンシップで感じた富士電機の魅力は、職場の雰囲気が良くて相談しやすい環境、そしてチームで仕事に取り組む体制でした。これらが自分に合っていると感じたことが応募に至った理由です。

学生の皆さまへ

志望する企業や職種は自分の専門分野に固執せず、広いカテゴリーで捉えれば良いと思います。これからはマルチスキルな人材が要求されるでしょうし、基礎があれば社会人からでも必要な技術や知識は習得できるからです。私の場合、大学での専攻は信号処理でしたが、入社後のOJTを通して光に関する知識を身に付けました。
企業を知るには実際に足を運ぶのが一番で、インターンシップや工場見学、説明会などを活用するのがおすすめです。

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