ニュースリリース
温室効果ガス排出削減目標のSBT認証の取得について

2022年12月9日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社は、2030年に向けた当社の温室効果ガス排出削減目標が、パリ協定およびCOP26での「1.5℃目標」(注1)を達成するための科学的な根拠に基づいた目標であることを、国際的な組織であるSBT(Science Based Targets)イニシアチブ(注2)より認められましたので、お知らせいたします。

SBT認証を取得した温室効果ガス排出削減目標(注3)

1)2030年度の生産時温室効果ガス排出量 (Scope1+2) を2019年度比46.2%削減

2)2030年度のサプライチェーン温室効果ガス排出量 (Scope3) を2019年度比46.2%削減

 富士電機は、「豊かさへの貢献」「創造への挑戦」「自然との調和」を経営理念に掲げ、エネルギー・環境事業で、安全・安心で持続可能な社会の実現に貢献していくことを経営方針に定めています。2019年に環境への取り組みの長期的な方向性を示した「環境ビジョン2050」を策定し、COP26での「1.5℃目標」の合意を受け、2022年3月に「環境ビジョン2050」における2030年度目標を引き上げました。今回認証を取得した温室効果ガス排出削減目標は、この2030年度目標(2019年度比46%超削減)に基づくものです。

 当社は、地熱発電や水力発電などのクリーンエネルギー関連設備や、パワー半導体やインバータ、EMS(エネルギーマネジメントシステム)などの省エネ機器・システムを提供することで社会のCO2削減に貢献するとともに、自社工場での生産活動(Scope1+2)、ならびに材料の調達から製品の出荷、納入後の排出(Scope3)まで含めたサプライチェーン全体での温室効果ガス排出削減に取り組むことで、脱炭素社会の実現を目指します。

関連リンク

(注1)

:2021年12月開催に開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)にて、197の国と地域が、産業革命前からの気温上昇を「1.5℃」に抑える努力を追求することで合意

(注2)

:UNGC(国連グローバルコンパクト)、CDP、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同設立した国際的気候変動イニシアチブ(SBTi)

(注3)

:2030年度のサプライチェーン温室効果ガス排出量はScope3のうち、カテゴリー1から8、および11が対象です。なお、SBT認定書の原文とは事業年度の表記が異なります。