第8回インフラメンテナンス大賞「優秀賞」(経済産業省)受賞
2025年2月13日
富士電機株式会社
第8回インフラメンテナンス大賞「優秀賞」(経済産業省)受賞
2025年1月14日、富士電機(株)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)様および日本メックス(株)と連名で、第8回インフラメンテナンス大賞経済産業省「優秀賞」を受賞しました。
<受賞した取り組み>
「宇宙開発等電力インフラを支えるトライアングル体制構築と保安高度化・省力省人化両立」
<取り組みの概要・受賞理由>
JAXAの施設部様は、JAXAが保有する国内19事業所等の施設及び基幹インフラのライフサイクル全体をマネジメントしています。保有施設の状態監視保全(CBM)化を図ると共に、遠隔監視・広域運用化も併せて持続可能なインフラ保全実現を目指しています。まず、JAXA本社・調布航空宇宙センターにおいて、特高受変電設備更新に併せて保全管理、運転管理、総括マネジメントを連携して実施する体制の構築と、必要なツール(スマート保全システム)を整備し運用を開始しました。また、調布以外の事業所でも順次、更新整備し、需要家として電力保安体制の強化を進めています。
富士電機は、特高受変電設備更新工事において受変電設備とスマート保安システム(まるごとスマート保安サービスを実現するシステム:JAXA様ではスマート保安システムと呼ぶ)を導入し、更にJAXA様と15年間の維持管理業務契約を締結しました。これにより、保全管理業務で状態監視保全(CBM)化を支援するとともに、JAXA様の電力保安体制の強化に向け、共に取り組みます。
今回の受賞は、設備の保全、運転を行う事業者とのデータ連係を確保して保安体制を効率化したことと、持続可能な電気保安を可能とする体制を構築したことに加え、需要家、設備およびスマート保安ソリューションベンダー、現場保守業者の3者が協力して価値を共創することをコンセプトとする「まるごとスマート保安サービス」の特長が高く評価されました。
富士電機は今後も、スマート保安技術の機能拡充等に取り組み、電力需要設備管理のスマート化・DX化により、お客様のTCO削減に貢献するソリューションサービスを提供していきます。
注)インフラメンテナンス大賞は、国土交通省・総務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・防衛省が主催し、国内のインフラメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰し、ベストプラクティスとして広く紹介することにより、インフラメンテナンスに関わる事業者などの取組みを促進し、産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図ることを目的に、2016年度より実施されています。