プログラミング支援ツール NP4H-SEDBV3 バージョンアップについて

2023年7月10日
富士電機株式会社

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対象機種

IEC61131-3 準拠プログラミング支援ツール SX-Programmer

バージョンアップサービスの概要

ホームページからのバージョンアップサービスは、旧版のExpert(D300win)をお持ちの方を対象として、アップグレード機能を用いて最新のExpert(D300win)使用環境を提供します。
ホームページからのダウンロードにより、最新のExpert(D300win)を容易に取得できます。

SX-Programmer Expert(D300win) V3.7.3.13用アップデートファイル : ExpertUpdateV37313.exe

最新バージョンV3.7.3.13の主な変更内容(2023年7月)

(1) 機能改良
  • 新規ベースボード対応(NP1BE-06D)

  • システム定義のベースボード形式表示変更
    変更前:NP1BP-13S
    変更後:NP1BP-13S/D

  • SPF/SPBユーティリティにおいて、設定できるCOMポートを0~256まで拡張しました。

  • ロギング機能を拡充しました(収集グループ数の拡張、収集モード設定に非同期モードを追加)。

  • 非同期モードはバスタクトに同期せず、サンプリング対象を開始から完了まで収集するモードです。

  • SXPLCシミュレータにSPH5000M/ECを対応しました。

  • SXPLCシミュレータ対応の命令を拡充しました(64bit命令)。

  • SPH5000ECにおいて、ECスレーブのHotConnect機能(縮退)を改良しました。

  • ビルドメニューの機能名称を変更しました。
    変更前:「未参照ローカル変数とFBインスタンス削除」
    変更後:「未参照変数とFBインスタンス削除」

  • モジュールの出力電流値の表示を修正しました。
    モジュール名:NP1S-81、NP1S-91 出力電流値:833mA → 840mA

  • V3.7系へコンバートしたプロジェクトをPLCOpenXMLでエクスポートした場合、変数コメントが出力されるようにしました。

  • OnePackEdgeについて、シリーズ単位でカスタムインストールできるようになりました。

  • CD-ROMセットアップの一覧において、一部項目が変更になりました。
    項目削除:CD-ROMの内容を表示する
    項目追加:インストール時の注意事項

  • SPH5000ECのプロジェクトにおいて、複数タスクを定義かつPODマッピング(IQメモリ割付け)のワード数が奇数となるスレーブを構成している場合、定義チェックで警告となる動作を改善しました。

  • EtherCATコンフィグレータの「元に戻す」と「やり直し」操作を改善しました。

(2) 不具合修正
  • SPH5000ECにおいて、AT宣言できないアドレスを指定した変数がコンパイルエラーにならない不具合を修正しました。

  • SXPLCシミュレータにおいて、CSVファイル書込み命令(F_WRITE_CSV_DINT)を実行すると、シミュレータが強制終了する不具合を修正しました。

  • SPH5000M/ECのプロジェクトにおいて「CPU動作定義」>「バッテリ異常検出モード」設定に対応しました。

  • IEC61131-3ファイルのインポートを実行すると、POUの内容(記述ワークシート、変数ワークシート)がSTコードワークシート上に展開される不具合を修正しました。

  • EtherCATコンフィグレータにおいて、データタイプ「DT6207」が定義されているスレーブを構成すると、設定保存時にEtherCATコンフィグレータが強制終了する不具合を修正しました。

注意事項
  • 本バージョンで使用したプロジェクトをV3.6で使用するためには、プロジェクトのコピー/プロジェクトの圧縮で、旧バージョン(V3.6)形式を指定して保存してください。

  • V3.7.0.15以降で使用したプロジェクトは、V3.5.4.14以前のバージョンでは使用できません。

主なバージョンアップ履歴

従来品との互換性

今回のバージョンアップによるプログラムの互換性は下表の通りです。

注意)

本バージョンで開いたプロジェクトは、旧バージョン(V3.5.4.14以前)のExpertD300win)では使用できません。
この場合、以下の警告が表示されます。

バージョンアップ方法

以下の手順でバージョンアップしてください。

  1. 1.

    パソコンのハードディスクに任意のフォルダを作成します。

  2. 2.

    作成したフォルダにV3.7.3.13アップデートファイル「ExpertUpdateV37313.exe」をダウンロードします。

  3. 3.

    ファイルをダブルクリックします。(アップデートファイルは自己解凍型圧縮ファイルです)

  4. 4.

    作成したフォルダ内にファイルが解凍されます。

  5. 5.

    解凍したファイルの「Setup.exe」をダブルクリックします。

  6. 6.

    インストーラの指示に従い、インストールを行います。

  7. 7.

    インストールが終わったら、Windowsを再起動後、Expert(D300win)を立上げ、「ヘルプ」メニューの「情報」にて、バージョンがV3.7.3.13になっていることを確認します。

ご注意

Windows Vista以降のパソコンをご使用の場合、管理者の権限でアップデートを実行する必要があります。
以下の手順でインストールしてください。

1.

アップデートファイルを解凍後、エクスプローラで「Setup.exe」を選択して右クリックします。

2.

右クリックメニューから「管理者として実行」を選択します。

3.

インストーラの指示に従い、インストールを行います。

バージョンアップする際の注意事項

  1. 1.

    本アップデートファイルはExpert(D300win):NP4H-SEDBV3がインストールされているパソコンにインストールしてください。

  2. 2.

    本アップデートファイルは既にインストールされているExpert(D300win)のバージョンがV3.0.0.0以降でないと利用できません。

  3. 3.

    本アップデートファイルのサイズと実際にダウンロードしたファイルサイズが異なる場合は、インストールしないで破棄し、再度ダウンロードしてください。

  4. 4.

    実行中のプログラム(Expert(D300win)、SX制御ユーティリティ、メッセージマネージャ等)を終了してからインストールしてください。

  5. 5.

    インストール途中に何らかのエラーで処理が中断された場合、再度インストールしてください。
    再インストール時にエラーで中断される場合は、お手持ちのExpert(D300win)のセットアップCDで旧版をインストール後、再度アップデートファイルをインストールしてください。

  6. 6.

    バージョンアップ後に、プロジェクトの全コンパイルと全ダウンロードを実施していただく場合がありますので、PLCを停止できるタイミングでのバージョンアップを推奨します。

プログラミング支援ツールのバージョンアップ版をダウンロードするには、先ずログインしてください。
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