エンジニアリング機能
エンジニアリングステーションは、HCI(注3)(画面、データベース)とコントロールステーションのエンジニアリング環境を統合しました。部品パッケージや実機レスシミュレーション機能なども充実しており、効率的なエンジニアリング環境を提供します。
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注3
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Human Communication Interface(オペレータステーション・データベースステーション)
TAGの統合管理によるHCIエンジニアリングとコントロールステーションエンジニアリングの垂直連携、ステーション間通信メモリの統合管理によるコントロールステーション間エンジニアリングの水平連携を実現しました。さらに、プログラムツリーからのドラッグ&ドロップやコピー&ペースト、定義のエクスポート/インポートなどの優れた操作機能も充実しており、効率的にエンジニアリングすることができます。
コントロールステーションのエンジニアリングツール(Expert D300win)は、国際規格IEC 61131-3(JIS B3503)に準拠した5種類のプログラム表現をサポートしており、最適な組み合わせでエンジニアリングすることができます。
・対応表現
IL(Instruction List)
LD(Ladder Diagram)
FBD(Function Block Diagram)
ST(Structure Text)
SFC(Sequential Function Chart)
仕様書が仕様記述された制御プログラムになります。仕様書からソフトウェアが自動生成されるため、プログラム漏れやインプットミスなどの人的ミスを排除できます。詳細は、カタログ「21E1-J-0101」を参照ください。
「品質向上」のポイント
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自動生成による人的ミスの排除
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仕様書とソフトウェアの完全一致
プラント画面から簡単な操作でプロセスの運転・異常状態がモニタリングでき、運転条件の確認やデータの解析を助けます。モニタ画面は、分かりやすい計装フロー図で表示されます。
シミュレータを利用することでパソコン上にコントロールステーションおよびオペレータステーションなどのシステム機器を構築し動作させることができます。例えば、入出力信号を模擬しながらコントロールステーション制御機能と画面機能を組み合わせた機能確認や、ステーション間通信のデータ確認などが実機レスでできるため、効率的かつ高品質にエンジニアリングすることができます。