監視制御システム
ソフトセンサ構築/演算ツール EFPROSENS

概要
EFPROSENSは、製造現場のデータとAI・デジタル技術を連携し、簡単・迅速にプラント運転の最適化を実現する、ソフトセンサ構築/演算ツールです。
ソフトセンサとは、化学分野における製品品質など、重要でありながら常時・リアルタイム計測が難しい量を、それと相関のある温度・圧力などのリアルタイム計測が容易なデータに基づき統計・機械学習的な推定式(モデル)を作成することにより品質の常時・リアルタイム推定を可能とするもので、ソフトウェアとして構成されます。これにより、従来難しかった品質のリアルタイム把握とそれによる適切なプラント介入のための意思決定が可能となり、プラント運転の安定化とそれに伴う省エネ・生産性向上によるコスト削減・損益改善が期待されます。このようにソフトセンサはデータ・デジタル技術の活用によりプラントオペレーションの革新をもたらすDX の重要な要素と位置付けられます。
学会が認めた技術力。多数の技術賞を受賞
特長
1. 解析作業効率が向上
Auto ML機能により、従来手法では煩わしかったデータ・変数選択、モデルパラメータ調整などの手順が、一括で簡単に自動処理可能
作業時間を70%以上削減
2. コスト削減
購入時のライセンス費用で永年利用可能
オンライン用プログラムを標準装備、個別設計が不要
3. 使いやすい操作性
直感的なグラフィック表現
予測結果の可視化、プロセス変数の寄与度を色の濃淡で見やすく表現

FAQ
ソフトセンサ構築/演算ツール EFPROSENSに関するよくあるご質問・お問い合わせをまとめました。
Q
プロセス産業における「ソフトセンサ」導入のメリットは何ですか?
最大のメリットは、高価な分析装置や手分析による待ち時間をなくし、品質状態をリアルタイムで「見える化」できる点です。これにより、異常発生時に即座に運転条件を調整でき、歩留まり向上や廃棄ロスの削減、省エネ(脱炭素)に直結します。
Q
AIモデルの精度低下(触媒劣化や季節変動)は防げますか?
はい、可能です。富士電機のEFPROSENS(ソフトセンサ構築/演算ツール)は、独自の「適応型型モデリングとしてJIT(ジャストインタイム)、MW(ムービングウィンドゥ)」を搭載しています。現在の操業状態に近い過去データを自動で抽出・更新するため、触媒劣化や季節による変化に強く、常に高い推定精度を維持できるのが特長です。
Q
製造現場の「技能伝承」や「人手不足」にどう役立ちますか?
熟練技術者の「経験」や「勘」をデータに基づいた数理モデルとしてデジタル化します。ベテランの判断基準を「見える化」して共有できるため、若手オペレーターでも熟練者と同等の判断が可能になり、技術の標準化と属人化の解消に貢献します。
Q
ソフトセンサの構築には、どのくらいの期間や工数がかかりますか?
自動機械学習(AutoML)機能により、従来は専門家が試行錯誤していたモデル構築を大幅に短縮できます。富士電機の社内試験では、構築期間を約70%(15日から5日へ)削減した実績があり、スピーディな立ち上げが可能です。
Q
導入にあたって、大規模なシステム刷新や高額なハードウェアは必要ですか?
不要です。一般的なWindows PC上で動作し、既存のDCSやPIサーバと標準規格(OPC)でシームレスに接続できます。物理センサを新設するよりも極めて低い初期コストで、既存設備を活かした「スマート工場化」を実現します。
Q
富士電機のEFPROSENS(ソフトセンサ構築/演算ツール)はどのような業種・装置での活用に向いていますか?
化学、石油、鉄鋼、食品、薬品などのプロセス産業全般です。具体的には、蒸留塔の純度推定、反応器の転化率推定、熱交換器の汚れ(ファウリング)予測など、直接計測が難しくサンプリング分析に頼っていた工程で特に高い効果を発揮します。









