制御機能

コントロールステーションは、大容量化と高信頼化に加え、最小周期1msからの高速制御を実現しました。電機制御と計測制御のシステムを融合することで、コンパクトな構成でありながら高信頼なプラント制御システムを構築することができます。

コントロールステーション XCS-3000
高性能CPU

CPUには1GHzデュアルコアプロセッサを採用することで、最小周期1msからの高速制御を実現しました。これにより、1台で高速な電機制御と高機能は計測制御を融合できます。また、マルチプロセッサ構成のアーキテクチャを採用し、ネットワーク処理とアプリケーションプログラムの演算処理を並行して実行できるスケジューリング技術により優れた通信性能も兼ね備えています。

大容量メモリ

プログラムメモリ512Kステップ、データメモリ2,368Kワードの大容量メモリを搭載、I/Oは1コントロールステーションあたり最大4,096ワード(32ノード)接続することができます。

高速LAN

CPUユニットに1Gbps Ethernetベースの制御LAN、等値化バスと1Gbps/100Mbps EthernetベースのI/Oネットワークを内蔵しています。これらの高速LANは、CPU処理のスケジューリング技術により高い通信性能を実現しています。

高信頼CPU

CPUは二重化に対応し、ECC(エラー検出・修正機能付き)メモリの採用とRAS機能の強化により、高信頼なコントロールステーションを実現しました。

用途に応じたリモートI/Oラインアップ

【高信頼 I/O】
I/Oネットワークに100MbpsのE-SXバスを採用し、既存I/Oの機能・仕様を継承するI/Oです。また、コントロールステーションXCS-3000の場合は、【E-SX I/O】との混在実装ができます。
さらに、電源の二重化、I/Oネットワークの二重化はもちろん、I/Oモジュールの二重化(隣接またはノード単位二重化)ができる高信頼なI/Oです。

高信頼I/O

【E-SX I/O】
I/Oネットワークに100MbpsのE-SXバスを採用し、コントロールステーションXCS-3000に実装できます。実装するモジュールには、I/Oだけでなく、EthernetやRS-232Cなどの通信モジュールも選択できます。また、電源の二重化、I/Oネットワークの二重化ができます。

E-SX I/O
多彩なネットワーク接続
ネットワークアダプタ

ネットワークアダプタは、コントロールステーションとDPCS-F、PEリンク、Tリンクといった当社のレガシーネットワークとオープンなFL-netなど、多彩なネットワークと接続するもので、最大4種類まで接続することができます。さらに、コントロールステーションに合わせてネットワークアダプタも二重化できるため、高い信頼性のあるシステムが構築できます。

対応ネットワーク
DPCS-F、FL-net Ver.2準拠LAN、PEリンク、Tリンク(IPU-Ⅰ、FTU、FTK)、Ethernet EPAP(IPU-Ⅱ)等