制御機能・エンジニアリング機能

制御機能の多彩な組み合わせと効率的なエンジニアリングで、幅広いニーズに対応

旧シリーズから最新シリーズまでの専用コントローラに加えて、新旧PLCに対応します。これにより、用途、規模に応じてフレキシブルな構成が可能です。また、国際規格 IEC61131-3に準拠したエンジニアリングツールの他に実機レスシミュレーション、エンジニアリング支援ツールにより、効率的なエンジニアリングが可能です。

専用コントローラ XCS-3000、XCS-3000R(注1)、XCS-3000 Type E(注1)

高性能CPU

CPUには1GHzデュアルコアプロセッサを採用することで、最小周期1msからの高速制御を実現しました。これにより、1台で高速な電機制御と高機能な計測制御を融合できます。また、マルチプロセッサ構成のアーキテクチャを採用し、ネットワーク処理とアプリケーションプログラムの演算処理を並行して実行できるスケジューリング技術により、優れた通信性能も兼ね備えています。

高速LAN

等値化バス

大容量等値化技術により、大容量データの高速転送が可能となり、アプリケーションデータの全領域の等値化を実現しました。

ネットワークアダプタバス

当社のレガシーネットワークや、様々なネットワークと接続する、ネットワークアダプタ用の高速LANです。

E-SXバス

高速のI/Oネットワークで、二重化にも対応しています。

大容量メモリ

プログラムメモリ512Kステップ、データメモリ2,368Kワードの大容量メモリを搭載、I/Oは1コントロールステーションあたり最大4,096ワード(32ノード)接続することができます。

高信頼CPU

CPUは二重化に対応し、ECC(エラー検出・修正機能付き)メモリの採用とRAS機能の強化により、高信頼なコントロールステーションを実現しました。

コントロールステーション

用途に応じたリモートI/Oラインアップ

高信頼I/O

I/Oネットワークに100MbpsのE-SXバスを採用し、既存I/Oの機能・仕様を継承するI/Oです。また、コントロールステーションXCS-3000の場合は、【E-SX I/O】との混在実装ができます。さらに、電源の二重化、I/Oネットワークの二重化はもちろん、I/Oモジュールの二重化(隣接またはノード単位二重化)ができる高信頼なI/Oです。

高信頼I/O

E-SX I/O

I/Oネットワークに100MbpsのE-SXバスを採用し、コントロールステーションXCS-3000に実装できます。各種モジュールもラインアップが豊富で、I/Oだけでなく、EthernetやRS-232Cなどの通信モジュールも選択できます。
また、電源の二重化、I/Oネットワークの二重化ができます。

E-SX I/O

レガシーネットワーク接続(注1)

ネットワークアダプタは、コントロールステーションとPEリンク、Tリンクといった当社のレガシーネットワークとオープンなFL-netなど、多彩なネットワークと接続するもので、最大4種類まで接続することができます。さらに、コントロールステーションに合わせてネットワークアダプタも二重化できるため、信頼性の高いシステムが構築できます。

対応ネットワーク

  • FL-net Ver.2 準拠LAN

  • PEリンク

  • Tリンク(IPU-Ⅰ、FTU、FTK)

  • Ethernet EPAP(IPU-Ⅱ)

ネットワークアダプタ(注1)

汎用PLC MICREX-SX

汎用PLC MICREX-SX 高機能CPU

最大512kステップのプログラム容量、最大65,536点までのI/O制御で、小規模から大規模まで最適なシステム構築が可能です。1msのプログラムスキャン、およびI/Oリフレッシュが可能です。最大8CPUまでのマルチCPUシステムで、構築と性能分散が可能です。

オープンネットワーク接続

Ethernet、LONWORKS(注1)、FL-net、Device-net(注1) 、PROFIBUS-DP(注1)、AS-i(注1)を始めとした各種オープンネットワークに対応しています。

エンジニアリング機能

専用コントローラ、汎用PLCともに同じエンジニアリング環境でソフト設計できます。

実機レスシミュレーション

シミュレータを利用することで、パソコン上にコントロールステーションおよびオペレータステーションなどのシステム機器を構築し、動作させることができます。例えば、入出力信号を模擬しながら、コントロールステーション制御機能と画面機能を組み合わせた機能確認や、ステーション間通信のデータ確認などが、実機レスでできるため、効率的かつ高品質にエンジニアリングすることができます。

IEC61131-3 準拠

コントロールステーションのエンジニアリングツール(Expert D300win)は、国際規格IEC 61131-3(JISB3503)に準拠した5種類のプログラム表現をサポートしており、最適な組み合わせでエンジニアリングすることができます。

対応プログラム言語

  • IL(Instruction List)

  • LD(Ladder Diagram)

  • FBD(Function Block Diagram)

  • ST(Structure Text)

  • SFC(Sequential Function Chart)

エンジニアリング支援ツール HEART-BELIEVE/ESPER/SELECT(オプション)

使いなれた汎用OAソフトウェアのExcelやVisioで作成した制御機能仕様書を、コントロールステーションの制御プログラムに自動変換することができます。コントロールステーションの実行状態を、制御機能仕様書上でモニターすることができ、仕様検討から設計、試験、納入後のメンテナンスまで、扱いやすく効率的にエンジニアリングすることができます。

計装フロー(Visio)

SFC(Excel)

タイムチャート(Excel)

仕様書から自動生成されるため、プログラム漏れやインプットミスなどの人的ミスを削除できます。仕様書に記載した通りのソフトウェアが生成されます。

注1:

MICREX-VieW FOCUS Evolutinは将来対応