プログラミング支援ツール NP4H-SEDBV3 バージョンアップについて

2021年10月13日
富士電機株式会社

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対象機種

IEC61131-3 準拠プログラミング支援ツール SX-Programmer

バージョンアップサービスの概要

ホームページからのバージョンアップサービスは、旧版のExpert(D300win)をお持ちの方を対象として、アップグレード機能を用いて最新のExpert(D300win)使用環境を提供します。
ホームページからのダウンロードにより、最新のExpert(D300win)を容易に取得できます。

SX-Programmer Expert(D300win) V3.7.1.17用アップデートファイル : ExpertUpdateV37117.exe

最新バージョンV3.7.1.17の主な変更内容(2021年10月)

(1) 機能改良
  • SPH5000シリーズの新CPU対応
    SPH5000EC (形式:NP1PA1C-512E、NP1PA1C-256E、NP1PA1C-128E、NP1PA1C-096E)

  • 照合結果画面に照合不一致の項目のみを表示する機能を追加しました。

  • イーサネットモジュール(NP1L-ET1)にユーザが設定したIPアドレスのみ通信を許可する機能を追加しました。(NP1L-ET1のV50以降が必要)

  • 照合対象にモジュールドライバを追加しました。(NP1L-ET1のV50以降が必要)

  • SPH2000/SPH3000シリーズのテンプレートのデフォルト通信設定をCOMからUSBに変更しました。

  • メモリカードユーティリティでフォーマット時に表示するメッセージの回数を減らしました。

  • オンラインモニタ開始時にプログラムデータが不正な場合に表示されるエラーメッセージを改良しました。

  • 複数プロジェクトを開いた状態で、最適化コンパイルのエラー判定タイミングを改良しました。

  • プロジェクトコンバートで読み出し保護POUに対するメッセージを情報ウィンドウに変更しました。

  • プロジェクト印刷の設定において、拡張印刷オプションのデフォルト値をV3.6に合わせました。

  • カムスイッチ出力パラメータ設定ツールを追加しました。

(2) 不具合修正
  • V3.6形式でプロジェクトを保存するとワークシートサイズがデフォルトになる不具合を修正しました。

  • グローバル変数ワークシートでESバスが異なる同一アドレスに初期値を設定した場合、初期値の上書きが発生する不具合を修正しました。

  • SX制御ユーティリティのバックアップ内容をCPUと照合すると、PCの状態により「ファイルの書込みに失敗しました」が表示される不具合を修正しました。

  • ES0/ES1の両方でコールされるFB内で宣言しているグローバル変数のアドレスが、ES0/ES1どちらかのメモリ割付け設定範囲外の場合にエラーとなる不具合を修正しました。

  • SPH2000-256EのマルチCPU構成で、他CPUマルチCPU保持メモリの160KW以降を使用した場合、正常に読み書き出来ない不具合を修正しました。

  • 冗長化構成で「メッセージマネージャを使用する」を無効設定し、オンライン照合を実行した場合、タイミングによって「PLC未接続」となる不具合を修正しました。

  • V3.6形式でプロジェクトを保存するとLD/FBD-V2互換のワークシートサイズがデフォルトになる不具合を修正しました。

  • 接点/コイル プロパティのコメント欄にIOアドレスを入力し、「境界を表示する」を有効にすると、接点コイルが黒枠で囲まれる不具合を修正しました。

  • 定周期タスクに割り当てたPOUの変数をサンプリングトレース対象として登録後、変数リストからクリアすると記録開始できない不具合を修正しました。

  • トリガ設定をせずにサンプリングトレース実行後、トリガ設定すると記録開始できない不具合を修正しました。

注意事項
  • 本バージョンで使用したプロジェクトをV3.6で使用するためには、プロジェクトのコピー/プロジェクトの圧縮で、旧バージョン(V3.6)形式を指定して保存してください。

  • V3.7.0.15以降で使用したプロジェクトは、V3.5.4.14以前のバージョンでは使用できません。

主なバージョンアップ履歴

従来品との互換性

今回のバージョンアップによるプログラムの互換性は下表の通りです。

注意

本バージョンで開いたプロジェクトは、旧バージョン(V3.5.4.14以前)のExpertD300win)では使用できません。
この場合、以下の警告が表示されます。

バージョンアップ方法

  1. 1.

    パソコンのハードディスクに任意のフォルダを作成します。

  2. 2.

    作成したフォルダにV3.7.1.17アップデートファイル「ExpertUpdateV36916.exe」をダウンロードします。

  3. 3.

    ファイルをダブルクリックします。(アップデートファイルは自己解凍型圧縮ファイルです)

  4. 4.

    作成したフォルダ内にファイルが解凍されます。

  5. 5.

    解凍したファイルの「Setup.exe」をダブルクリックします。

  6. 6.

    インストーラの指示に従い、インストールを行います。

  7. 7.

    インストールが終わったら、Windowsを再起動後、Expert(D300win)を立上げ、「ヘルプ」メニューの「情報」にて、バージョンがV3.7.1.17なっていることを確認します。

ご注意

Windows Vista以降のパソコンをご使用の場合、管理者の権限でアップデートを実行する必要があります。
アップデートファイルを解凍後、エクスプローラで「Setup.exe」を選択して右クリックします。
右クリックメニューから「管理者として実行」を選択します。
インストーラの指示に従い、インストールを行います。

バージョンアップする際の注意事項

  1. 1.

    本アップデートファイルはExpert(D300win):NP4H-SEDBV3がインストールされているパソコンにインストールしてください。

  2. 2.

    本アップデートファイルは既にインストールされているExpert(D300win)のバージョンがV3.0.0.0以降でないと利用できません。

  3. 3.

    本アップデートファイルのサイズと実際にダウンロードしたファイルサイズが異なる場合は、インストールしないで破棄し、再度ダウンロードしてください。

  4. 4.

    実行中のプログラム(Expert(D300win)、SX制御ユーティリティ、メッセージマネージャ等)を終了してからインストールしてください。

  5. 5.

    インストール途中に何らかのエラーで処理が中断されてしまった場合、再度インストールしてください。
    再インストール時にエラーで中断される場合は、お手持ちのExpert(D300win)のセットアップCDで旧版をインストール後、再度アップデートファイルをインストールしてください。

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プログラミング支援ツールのバージョンアップは、『資料ダウンロード』のページからダウンロードできます。

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