システム構成図例
2種類のPCSを集約し、設備の低コスト化に貢献
従来の蓄電池を併設した太陽光発電設備では、2種類のPCSを設置します。一つは、太陽光パネルで発電した直流の電気を系統連系させるために交流の電気に変換する太陽電池用PCS。もう一つは、余剰の電力を蓄電池に充電するために直流の電気に変換する蓄電池用PCSです。今回、太陽電池用PCSと蓄電池用PCSの持つ機能を一体化し、PCSの設置台数や設置工数を減らすことで、設備の低コスト化を実現できます。
ピークシフト機能と出力変動補償で需供バランスの安定化を実現
晴天時に太陽電池の発電電力が消費電力を超過する場合,超過分を蓄電池に充電します(ピークシフト)。曇天により太陽電池の発電電力が不安定な場合,蓄電池から放電することにより,安定した電力供給を実現します(出力変動補償)。
大規模メガソーラー・自家消費に適した蓄電池併設型マルチPCS
項目 |
用途・目的 |
PV用+蓄電池用 |
備考 |
シリーズ名 |
PVI1000MJ-3/1000 |
絶縁方式 |
トランスレス方式 |
電気仕様
(DC入力,
太陽電池側) |
直流入力容量 |
1546kW |
|
定格直流
入力電圧 |
630V |
|
最大直流
入力電圧 |
1000V |
DC1000Vを超える入力は機器が破損する可能性有り |
直流入力
電圧範囲
(運転電圧範囲) |
530V~950V |
950V~1000Vは待機、950V未満になれば運転開始 |
MPPT
電圧範囲 |
540V~830V |
630V~850V(定格出力範囲) |
直流入力電流
最大値 |
2454A |
直流ブレーカ1個当たり1243A |
直流入力
分岐数 |
2 |
|
電気仕様
(DC入力,
蓄電池側) |
直流入力容量 |
1500kW |
|
定格直流
入力電圧 |
630V |
|
最大直流
入力電圧 |
815V |
|
直流入力
電圧範囲
(運転電圧範囲) |
540V~815V |
入力電圧の上限が過電圧レベル |
MPPT
電圧範囲 |
ー |
630V~810V(定格出力範囲) |
直流入力
電流最大値 |
2381A |
2381A×1入力 |
直流入力
分岐数 |
1 |
|
電気仕様
(AC出力) |
定格出力容量 |
1000kW,1111kVA |
|
出力電圧範囲 |
AC480V,−10~+10% |
|
周波数範囲 |
50Hz/60Hz ±6% |
|
出力相数 |
三相3線 非接地系対応 |
|
定格出力電流 |
1336A |
100%連続(力率0.9時) |
出力力率 |
>0.99(1/8出力~定格時) |
単独運転検出用Q出力を除く。力率1.0設定時 |
出力電流歪率
(総合) |
<5%(定格出力時) |
|
出力電流歪率
(各次) |
<3%(定格出力時) |
|
装置最高効率 |
98.7% |
IEC-61683裕度表示 PV運転,AC480V,DC830V, 出力50%時 |
EURO効率 |
98.5% |
IEC-61683裕度表示、PV運転,AC480V,DC830V |
騒音 |
80dB以下 |
定格出力中における盤周囲1m,高さ1mの平均値(A特性) |
系統連系 |
系統保護 |
OV,UV,OF,UF |
|
単独運転
検出方式
(受動) |
電圧位相跳躍検出 |
無効,3~15° |
単独運転
検出方式
(能動) |
ステップ注入付周波数
フィードバック方式 |
無効,有効 |
電圧上昇
抑制機能 |
無効電力出力、有効電力抑制 |
進相運転(遅れ0.8~進み0.8、
設定刻み0.01)時は、系統電圧に関係なく無効電流を出力 |
FRT |
JEAC9701に対応 |
|
盤構成 |
設置方式 |
屋内 |
|
適合IP |
IP20 |
|
システム方式 |
ー |
|
ケーブル
引き込み |
下部 |
|
冷却方式 |
強制空冷 |
|
寸法 |
PCS単体(W×D×H) |
4860×902×1953mm |
|
質量 |
PCS単体 |
約4700kg |
チャネルベース含む |
環境条件 |
保存温度 |
−20~+50℃ |
|
動作温度 |
−5℃~+40℃ |
|
相対湿度 |
10~90% |
|
標高 |
1000m以下 |
|
準拠規格 |
電気安全 |
JIS, JEM, JEC |
|
系統連系規定 |
JEAC9701 |
|
通信方式 |
RS–485 |
Ethernet はオプションで対応 |
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