大規模蓄電池型パワーコンディショナ PVI1400CJ-3/2600(DC1,400V対応 2,600kVA) PVI1500CJ-3/2750B(DC1,500V対応 2,750kVA)

PVI1400CJ-3/2600(DC1400V対応 2600kVA)

大規模蓄電・自家消費システム用系統連系
屋外型3相パワーコンディショナ

重耐塩対応機種を2023年度提供予定

特長
大規模蓄電システムに対応する大容量PCS

屋外型で大容量の三相パワーコンディショナです。
太陽光発電による自家消費や卸電力市場、需給調整市場などの電力市場取引における運用に適用できます。

省エネルギー化に貢献

電力ロス削減のためスタンバイ中に冷却ファンを停止できる機能を搭載し、待機電力を削減しました。
また、空調設備が不要なので、屋内仕様のPCSと比べて運用コストの削減に貢献できます。

ワールドワイドの蓄電池に対応

3レベル変換回路を搭載した連系コンバータにより、チョッパレスでも幅広い電圧範囲(DC805V~DC1,500V)に対応し、世界的に高電圧化が進む蓄電池パッケージに適応できます。

トップクラスのコンパクト性

主回路をユニット化構造にすることで、装置を小型化し、世界最小クラスの設置面積(3.89㎡)を実現しています。
また、蓄電システム全体の設置面積を大幅に低減でき、工事費削減にも貢献できます。

自家消費システム構成図例
蓄電池パワーコンディショナの役割
ピークシフト/ピークカット機能
ピークシフト、ピークカットのイメージ

発電量の多いピーク時に蓄電池に充電することでピークの発生を抑えます。また、電力需要が高い時間帯に放電することで効率的な発電が可能となります。時間帯による発電量の差を少なくすることで、電力需給バランスの維持に寄与しつつ、火力発電の燃料消費量の削減効果が期待できます。

出力変動抑制機能
出力変動抑制機能のイメージ

電力品質を維持するため太陽光発電の急峻な出力変動に対し、大規模な出力調整機能が必要となりますが、火力発電では出力調整が追い付かず電圧や周波数の変動を引き起こします。富士電機の電力貯蔵システムは、蓄電池を充放電制御することで、太陽光発電の出力変動と、電力系統の電圧・周波数変動を抑制します。

出力一定制御機能

あらかじめ計画した太陽光発電の出力と、実際の出力の差分を検出、その合成出力が計画値になるように発電出力を一定に制御することで電力需給バランスの維持に寄与します。

余剰電力の出力抑制機能

太陽光発電量が需要、もしくは電力会社の計画量を上回るときに電力会社の指令を受けて太陽光発電出力を抑制します。これにより電力需給バランスの維持に寄与します。

富士電機の発電出力制御とは
富士電機の発電出力制御とはのイメージ
発電所合成出力の変化速度の制御において
『発電所定格出力の1%以下/分』を実現

富士電機の太陽光発電と電力貯蔵システムは、連係点の合成出力を常時監視しながら、高精度の演算処理技術を用いて高速で発電出力を制御します。
下図のように、太陽光発電の出力(Pg)と、システムコントローラ内の変動成分除去フィルタで検出した出力安定化目標値(Pa)との差分を、充放電指令値(Po)としてBattery Inverterに与えることで、蓄電池は出力変動成分の逆位相として放電します。
こうした蓄電池の充放電制御の組合せにより、気象・日射条件に依存する不安定な発電出力の急峻な変動が打ち消され、安定的な電力供給と電力系統の電圧・周波数変動制御が実現します。

PVI1400CJ-3/2600

※1

40℃以上は負荷率をディレーティング

※2

有効電力[kW]を優先で皮相電力[kVA]を制限

※3

DC1,350V→DC1,500Vで負荷率2,750kW→2,500kWにリニアにディレーティング

※4

系統側の電圧に合わせるための昇圧変圧器も提供可能

PVI1500CJ-3/2750B

※1

40℃以上は負荷率をディレーティング

※2

有効電力[kW]を優先で皮相電力[kVA]を制限

※3

DC1,350V→DC1,500Vで負荷率2,750kW→2,500kWにリニアにディレーティング

※4

系統側の電圧に合わせるための昇圧変圧器も提供可能