大規模蓄電池型パワーコンディショナ
PVI1400CJ-3/2600(DC1400V対応 2600kVA)
- 特長
- 定格・仕様
自家消費システム構成図例
蓄電池パワーコンディショナの役割
ピークシフト/ピークカット機能
発電量の多いピーク時に蓄電池に充電することでピークの発生を抑えます。また、電力需要が高い時間帯に放電することで効率的な発電が可能となります。時間帯による発電量の差を少なくすることで、電力需給バランスの維持に寄与しつつ、火力発電の燃料消費量の削減効果が期待できます。
出力変動抑制機能
電力品質を維持するため太陽光発電の急峻な出力変動に対し、大規模な出力調整機能が必要となりますが、火力発電では出力調整が追い付かず電圧や周波数の変動を引き起こします。富士電機の電力貯蔵システムは、蓄電池を充放電制御することで、太陽光発電の出力変動と、電力系統の電圧・周波数変動を抑制します。
出力一定制御機能
あらかじめ計画した太陽光発電の出力と、実際の出力の差分を検出、その合成出力が計画値になるように発電出力を一定に制御することで電力需給バランスの維持に寄与します。
余剰電力の出力抑制機能
太陽光発電量が需要、もしくは電力会社の計画量を上回るときに電力会社の指令を受けて太陽光発電出力を抑制します。これにより電力需給バランスの維持に寄与します。
富士電機の発電出力制御とは
発電所合成出力の変化速度の制御において
『発電所定格出力の1%以下/分』を実現
富士電機の太陽光発電と電力貯蔵システムは、連係点の合成出力を常時監視しながら、高精度の演算処理技術を用いて高速で発電出力を制御します。
下図のように、太陽光発電の出力(Pg)と、システムコントローラ内の変動成分除去フィルタで検出した出力安定化目標値(Pa)との差分を、充放電指令値(Po)としてBattery Inverterに与えることで、蓄電池は出力変動成分の逆位相として放電します。
こうした蓄電池の充放電制御の組合せにより、気象・日射条件に依存する不安定な発電出力の急峻な変動が打ち消され、安定的な電力供給と電力系統の電圧・周波数変動制御が実現します。
PVI1400CJ-3/2600
項目 | シリーズ名 | PVI1400CJ-3/2600 | 備考 |
---|---|---|---|
定格出力 | 2600kVA | ||
絶縁方式 | トランスレス方式 | ||
電気仕様 (DC入力) |
定格入力 直流電圧 |
1150V | |
最大入力 直流電圧 |
1400V | ||
直流入力 電圧範囲 (運転電圧範囲) |
805V~1400V | ||
定格出力 電圧範囲 (最大負荷) |
805V~1250V | ||
直流入力 分岐数 |
4入力 | ||
直流入力電流 最大値 |
3296A | 1分岐あたり,907A | |
電気仕様 (AC出力) |
定格出力容量 | 2600kVA(±2600kW) | |
定格出力電圧 | AC465V,-10~+10% | ||
定格出力電流 | 3228A | ||
運転可能 周波数範囲 |
50Hz/60Hz,±6% | ||
出力相数 | 三相3線、非接地系対応 | ||
出力力率 | 0.99以上(1/8出力~定格時) | 但し,単独運転検出用Q出力を除く | |
出力電流歪率 (総合) |
<5%(定格出力時) | ||
出力電流歪率 (各次) |
<3%(定格出力時) | ||
装置最高効率 | 98.4% | 内部電源含まず、IEC-61683裕度表示 | |
EURO効率 | 98.1% | 内部電源含まず、IEC-61683裕度表示 | |
過負荷耐量 | ー | ||
騒音 | 89dB以下 | 盤周囲1m、高さ1mの平均値(A特性) | |
系統連系 | 系統保護 | OV,UV,OF,UF | |
単独運転 検出方式 (受動) |
電圧位相跳躍検出 | 無効,3〜15° | |
単独運転 検出方式 (能動) |
ステップ注入付周波数 フィードバック方式 |
無効,有効 | |
電圧上昇 抑制機能 |
無効電流補償,有効電流出力抑制 | 進相運転(遅れ0.8~進み0.8 設定刻み0.01)時は、系統電圧に関係なく無効電流を出力 |
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FRT | JEAC9701に対応 | ||
構造 | 設置方式 | 屋外 | |
適合IP | IP55 | ||
ケーブル 引き込み |
下部 | ||
冷却方式 | 強制空冷 | ||
寸法 | PCS単体 (W×D×H) |
2516×1545×2653mm | 風洞、ハンドル等の突起物を除く |
質量 | PCS単体 | 5300kg | |
環境条件 | 保存温度 | −20~60℃ | |
動作温度 | −10~57℃ | -10℃~-20℃対応は寒冷地オプション +40℃以上はパワーセーブ |
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相対湿度 | 4〜100% | ドアの開閉は湿度85%未満で行い、内部は結露が発生しないようにすること | |
標高 | 2000m以下 | 標高が1000mを超える場合、問い合わせ要 | |
準拠規格 | 電気安全 | JIS, JEC, JEM IEC62109 PEA |
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系統連系規定 | JEAC9701 | ||
通信方式 | RS-485(光) | オプションでEthernet(光)対応 |