Jシリーズ1.5kVA以下のバッテリ交換・廃棄について

Jシリーズ

バッテリご購入の前に:UPSの寿命、保守終了期間に関する注意事項

バッテリをご購入いただく前に、ご利用いただいているUPS本体の寿命をご確認ください。また、生産終了機種の場合は保守終了時期をご確認ください。バッテリ交換直後にUPS本体の寿命や、保守終了時期を迎えてしまうなど、新規にUPSを買い替える方がお得な場合があります。

生産終了機種の保守終了時期や後継機はこちらをご覧ください。

安全上のご注意

製品を安全にご利用いただくために、取扱説明書の「安全情報」をよく読み、記載事項をお守りください。

メンテナンスに関する注意事項

安全な交換作業を行っていただくためには、電気作業の経験・知識のある方がバッテリ交換作業を実施してください。バッテリ交換作業に当たっては、事前に下記の注意事項ならびに取扱説明書を熟読していただき、安全上の注意事項をご理解した上で、作業を開始してください。

ホットスワップについて

本装置は、ホットスワップ(負荷装置に給電しながらのバッテリ交換可能なバッテリ交換機構)により、UPSの電源を落とすことなく、あるいは負荷装置を停止することなく、容易にUPSのバッテリを交換することができます。ホットスワップを行うときに、バッテリを取り外している状態で停電などの入力電源異常が発生した場合は、UPSはバックアップできませんので、負荷装置が停止してしまいます。重要度が高い負荷装置のバッテリ交換はホットスワップでなく、通常の負荷装置を停止してからのバッテリ交換を行ってください。

負荷装置の安全な停止

ホットスワップ可能な本装置でも、バッテリ交換では、負荷装置を停止(コンピュータの場合、シャットダウン)する作業を推奨致します。UPSに接続されていると気づかない負荷装置があった場合、UPSを停止したときにその負荷装置も給電が停止してしまいます。また、スイッチを切っても少ない電流を流し続ける負荷装置もあります。そのため、UPSの出力に接続されているコンセントプラグをすべて外すことで負荷装置の停止を確実にしてください。

ユーザー交換による保証除外

ユーザーによりバッテリ交換を実施されたUPSで、交換作業の不備が原因となって発生したUPS の故障や、負荷装置への給電停止については、弊社は責任を負いかねます。

安全上のご注意

製品を安全にご使用いただくために、取扱説明書の{安全情報}をよく読み、記載事項をお守りください。この取扱説明書では、安全情報を「危険」「注意」「注」に区分しました。

危険:取扱いを誤ると危険な状態が生じることがあり、死亡または重症の可能性が想定される場合。

注意:取扱いを誤ると危険な状態が生じることがあり、中程度の傷害や軽傷を受ける可能性、および物的損害だけの発生が想定される場合。

製品の理解や取扱いに関する重要な情報を提供する場合。

なお、注意に掲載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。いずれの事項も重要な内容を掲載していますので、必ず守ってください。

備考

  • 重症とは、失明・やけど(高温・低温)・感電・骨折・中毒などで後遺症が残るものおよび治療に入院や長期の通院を要するものをいう。

  • 中程度の傷害とは、やけど・感電などで、治療に入院や長期の通院を要さないものをいう。

  • 物的損害とは、財産の破損および機器の損傷にかかわる拡大損害をいう。

日常点検

本装置は基本的に保守を必要としませんが、長期間にわたり安心してご使用いただくために、下記の項目について日常点検を実施してください。

  • 装置全面の通風孔、背面の冷却ファン付近が麈埃や異物等の付着で塞がれていないか。

  • 装置表面、電線、コンセント等が異常に発熱していないか。

  • 運転中に大きな異常音や異臭が発生していないか。

万一異常が発見された場合には、状況確認の上、お買い上げ店または保守担当会社にご連絡ください。

バッテリ交換上の注意

注意

  • バッテリは定期的に交換してください。
    寿命が尽きたまま使用を続けると、液漏れ、発煙等のおそれがあります。

  • バッテリは、弊社指定のユニットで交換し、必ず新品を使用してください。
    指定以外のバッテリや新旧の異なるバッテリを混ぜて使用すると、装置故障や不具合の原因となります。

  • バッテリ交換は専門の技術者が行ってください。
    感電のおそれがあります。

  • バッテリの処置・保管には十分に注意してください。
    破棄などの際に、小型制御弁式鉛畜電池を取り出した場合は、短絡(ショート)防止のために端子を絶縁テープで貼るなどの対策を講じた後、乾電池等の電池と混ぜないようにしてください。

バッテリはユニット単位での交換が必要です。

  • バッテリユニットの購入方法については、お買い上げ店または保守担当会社にご相談ください。

  • バッテリの交換費用は、お客様のご負担となります。

  • バッテリ交換は専門の技術者が行ってください。
    感電のおそれがあります。

  • 不要となった使用済みバッテリの廃棄処理は法的な規制を受けます。
    専門の産業廃棄物処理業者に依頼するか、お買い上げ店または保守担当会社までご相談ください。

  • バッテリには、小型制御弁式鉛畜電池を使用しています。
    小型制御弁式鉛蓄電池は、埋蔵量の少ない高価な希少資源を使用しておりますが、これらの貴重な資源はリサイクルして再利用できます。ご使用済みの際は捨てないで、リサイクルにご協力ください。ご不明な点がありましたら、お買い上げ店または保守担当会社までお問い合わせをお願い致します。

このマークは小型制御弁鉛蓄電池のリサイクルマークです。

バッテリ交換方法

危険

  • 全面カバー以外は取り外さないでください。
    装置内部には電圧の高い部分があり、感電のおそれがあります。

  • バッテリ接続コネクタ内部の金属に触れないでください。
    バッテリ電圧があり感電のおそれがあります。

通常バッテリ交換(コールドスワップ)手順

注意

感電防止のため、交換作業に入る前に以下の操作を必ず実行してください。

  1. 1.

    接続機器を停止させ、電源を切ってください。

  2. 2.

    装置全面の運転/停止スイッチを押して、装置を停止させてください。

  3. 3.

    M-UPS010J, M-UPS015Jでは、装置背面の交流入力プラグを入力電源コンセントから抜いてください。

    M-UPS020J, M-UPS030Jでは、装置背面の入力ブレーカをオフにし、交流入力端子への電源ブレーカをオフしてください。

本操作はバッテリ交換を実施した時以外は行わないでください。バッテリ交換推奨タイマ演算が正常に行われず、交換推奨時期となっても「バッテリ交換推奨通知信号」を出せなくなります。

本装置は鉛バッテリを使用しています。鉛バッテリを廃棄する場合は、廃棄物処理法に規定される有害物質廃棄処理を行う専門処理会社に委託してください。

出力無停電バッテリ交換(ホットスワップ)手順

危険

  • 教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は作業禁止。

  • 教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は作業禁止。

    ホットスワップは、装置の交流出力を停止させずにバッテリ交換を行うため、活線作業となります。感電のおそれがあります。

本操作はバッテリ交換を実施した時以外は行わないでください。バッテリ交換推奨タイマ演算が正常に行われず、交換推奨時期となっても「バッテリ交換推奨通知信号」を出せなくなります。

本装置は鉛バッテリを使用しています。鉛バッテリを廃棄する場合は、廃棄物処理法に規定される有害物質廃棄処理を行う専門処理会社に委託してください。

バイパス運転中に入力停電または運転/停止スイッチをOFFにすると、出力は停止します。

接続機器の停止が可能な場合は、通常のバッテリ交換(コールドスワップ)による作業を行ってください。

冷却ファンの交換方法

注意

  • 冷却ファンや通風孔に棒や指を入れないでください。
    けがや感電のおそれがあります。

  • 冷却ファンの交換は専門の技術者が行ってください。
    感電のおそれがあります。

通常ファン交換(コールドスワップ)手順

注意

感電防止のため、交換作業に入る前に以下の操作を必ず実行してください。

  1. 1.

    接続機器を停止させ、電源を切ってください。

  2. 2.

    装置全面の運転/停止スイッチを押して、装置を停止させてください。

  3. 3.

    M-UPS010J, M-UPS015Jでは、装置背面の交流入力プラグを入力電源コンセントから抜いてください。

    M-UPS020J, M-UPS030Jでは、装置背面の入力ブレーカをオフにし、交流入力端子への電源ブレーカをオフしてください。

出力無停電ファン交換(ホットスワップ)手順

危険

  • 教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は作業禁止。

  • 感電防止用のゴム手袋着用。

    ホットスワップは、装置の交流出力を停止させずにファン交換を行うため、活線作業となります。感電のおそれがあります。

作業は10分以内で済ませてください。装置内部の温度センサーが動作することがあります。

バイパス運転中に入力停電または運転/停止スイッチをOFFにすると、出力は停止します。

接続機器の停止が可能な場合は、通常のファン交換(コールドスワップ)による作業を行ってください。

冷却ファンは停止しないため、必ず先にコネクタを外し、冷却ファンの停止を確認してください。

上記「安全上のご注意」を確認の上、記載事項を守ることにご同意いただける場合は、「同意する」ボタンをクリックしてください。

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