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オンラインガス分析による 回転機固定子巻線の劣化診断

回転機固定子巻線の劣化状態を定量把握

回転機の固定子巻線の絶縁は、運転にともなう電気・機械・熱・環境の複合ストレスによって、経年的に劣化します。特に、固定子巻線の絶縁表面における劣化が進行すると、表面の部分放電によってO3(オゾン)、NOX(窒素酸化物)、HNO3(硝酸)などの生成物が生じ、機内の金属部品を腐食・破損させ、それにともなう固定子巻線の損傷が起こり、突発的な事故へとつながります。
このような事故を未然に防ぐため、当社では、簡易的な測定器によって腐食性ガスを運転中に測定し、劣化度合を推定する新診断方法(特許取得済み)を確立しました。この技術を用い、最適な保守・保全プランを提供します。

導入によるメリット

  • 回転機を運転したまま短時間で測定が可能

  • O3やNOXの定量化と劣化度の評価が可能

  • 定検時の診断結果と組み合わせた多面的な総合評価により、適切な保守・保全計画の立案が可能

対象機器

主に定格電圧3.3 kV以上の空気冷却タービン発電機

新診断方法

所要時間

約半日で完了(準備から採取、測定完了まで)

診断実績

国内外の自社および他社発電機の診断実績あり

オンラインガス分析と従来の診断方法を組み合わせた固定子巻線の多面的な総合評価