Interview 社員インタビュー

材料研究から俯瞰するものつくりの全体像

研究開発

2016年入社
K・M

富士電機機器制御株式会社
開発統括部 技術開発部 材料研究課
航空宇宙工学卒業

2016年に入社し、最初は大田原工場の品質管理課(現・低圧受配電品質保証課)で
配線用遮断器の品質保持に携わりました。
その後、2021年4月に吹上工場の材料研究課へ異動し、
現在は日々、車載用HVC(高電圧コンタクタ)向けの材料や加工技術の開発に奮闘しています。

現在の私の仕事

現在、研究開発を担当している車載用HVCは、電気自動車やハイブリッド自動車などのバッテリーと、モータやインバータなどとをつなぐ電気回路をオン/オフする、スイッチのような役割を果たすものです。その次世代品の開発にあたり、新たな材料や加工技術などを調査・開発・検証して、実用化レベルへと到達させるのが私の仕事になります。
自動車は搭乗者や歩行者の安全への十分な配慮が必要なため、車載用製品に求められる品質基準は非常に厳格です。そのため、開発段階から高い目標を定めて実験計画を立案し、試作したサンプルの実験・分析を繰り返しながら、また材料や成形の面で協力いただいている外部メーカー様とも連携しながら、完成度を高めていきます。

仕事のやりがい、
そしてその難しさ

入社からの5年間は、品質管理課で『NSX-TWIN』という配線用遮断器(ブレーカ)を担当しました。入社当初はまだ開発段階だったこの製品には、開発品の立上げから量産化を経て実際に発売されるまで携わりましたが、中国での生産ライン立上げなども含め、さまざまな課題に取り組んだことは、ビジネスを進めていく上での貴重な財産となっています。
品質管理課で関わった業務は、ものつくり全体の流れから見ると下流の工程といえます。そこでの経験から、より上流の工程に携わることで「ものつくりの全体像」を見てみたい、という思いが生じたのが、現在の配属先を希望したきっかけです。
「電気」から「材料」へ、分野は大きく変わりましたが、今は何もかもが新鮮に感じられ、毎日楽しくて仕方がありません。品質管理の現場でいくつもの課題に対処してきた経験が、後工程で問題が発生しないよう多角的な観点から分析する作業にも活きています。今後も変化を恐れず、好奇心を持って新しいことにチャレンジしていきたいです。

失敗から生まれる成長の瞬間

以前、品質管理課で勤務していたときのことです。製品が量産に移る前の段階で、私のミスで工程・コストともに大きなロスを招いてしまいました。臨時で担当していた大量の部品試験を、他の作業時間を確保するため別部署の方にお願いしたところ、断線の見逃しによる不良が多発してしまったのです。幸い、不良品を市場へ流出させるまでには至らなかったものの、当時はとても落ち込みました。
その原因は引継ぎが十分でなかったことにありました。私自身が多くの業務を抱える中で時間に追われる焦りから、作業内容や手順などの説明を簡素化しすぎてしまったのです。それ以来、時間に追われているときこそしっかり段取りを確認し、不安要素をなくしてから業務に臨むよう心がけています。例えばサンプル分析の際も、断面をどの角度から確認するのが良いか、そのためにはどのように切断すべきかなど、事前にイメージしてから着手することで、作業効率も向上しました。

私のリフレッシュ法

以前はよく、同期入社で仲良くなった友人たちと旅行をしていました。2年前に行ったドバイでは、砂漠の中のリゾートホテルとシティーエリアの高層ホテルに宿泊。ラクダの背中に乗ったり、異国情緒あふれる美しい景色や美味しい食事を堪能したりと、とても良いリフレッシュになりました。

ある1日のスケジュール

6:00
起床
8:10
出社、メールチェック
8:30
始業、課内朝礼、清掃
9:00
業務連絡会(担当する材料別に進捗や作業内容を報告)
10:00
試作サンプル分析
11:45
昼食
13:00
打合せ(他部署と合同でプロジェクトの進捗確認)
15:00
次回試作の計画検討
20:00
帰宅
20:30
夕食
23:30
就寝

私が富士電機を選んだ理由

理工系の女子学生を対象とした合同説明会への参加が、富士電機との出会いでした。このときは研究職、開発職、人事から、3名の女性社員が説明に来ていて、皆さんとても気さくな人柄だったのを覚えています。
年齢も近くて親近感を持ったのと、やりがいや職場の雰囲気だけでなく、仕事でつらいと感じたときのことまで、ざっくばらんに本音の話を聞けたことにも好印象を抱きました。現場のリアルな話が聞けたことで、それまで漠然と持っていた「技術系の職場は男性中心なのでは?」という誤解や不安も一掃され、女性の技術者でもしっかり働けると、自分の中で明確なイメージを描けたことが入社の決め手になりました。

学生の皆さまへ

就活中は周囲の動きや雰囲気に影響されて「できるだけ多く内定を得る」ことに意識が集中しがちです。私自身もそうでした。しかし、そのようなときはいったん心を落ち着かせて、自分の目的をあらためて見直してから、会社選びをしてみると良いのではないでしょうか。
その仕事に興味を持てるか、職場の雰囲気は自分にフィットするのか、働き続ける自分の姿をイメージしながら確かめてみてください。人生の半分以上もの長い期間、働く場所になる可能性を考えると、意識も変わってくると思います。

ページの先頭へ戻る