Interview 社員インタビュー

「プリント基板」が支えるエネルギー事業の一角

設計開発

2016年入社
M・K

富士電機機器制御株式会社 開発本部
受配電開発部 低圧機器開発課
電子情報工学科卒業

2016年4月に富士電機に入社しました。
新人研修後、開発本部の受配電開発部に配属となりました。
プリント基板の設計を担当する部署で、好奇心いっぱいの日々を過ごしています。

現在の私の仕事

私は漏電遮断機器のプリント基板設計を担当しており、主な業務には開発品用の設計と、廃型対応(既存品のプリント基板に搭載されている部品が廃型になったときの、部品変更およびパターン変更)があります。
開発品用の設計では回路図を描くところから始まり、回路設計や基板レイアウト設計、そして基板に繋がるセンサ検討までを行います。既存品の一部変更であれば試作までの期間は2か月くらいですが、新規開発となるとトータルで2、3年は掛かる仕事になります。また基板設計では周囲にある機構部品などとの配置の兼ね合いを考えることも大切です。このため、いろいろな部署や分野の人と打ち合わせることも多いですね。

仕事のやりがい、
そしてその難しさ

初めて自分で設計をした仕事は忘れられません。それは図面データもないほど古いプリント基板の置き換えで、辛うじて現存していた図面を確認すると、配線変えも必要となるようなものでした。新規に配線を起こし、製品化まで担当しましたが、初めてということもありいろいろな苦労がありました。その分、自分で設計したものが動いたときの感動は大きかったことを覚えています。そしてそのときの感動が、そのまま現在の仕事のやりがいとなっています。

失敗から生まれる成長の瞬間

入社1~2年の頃は、上司や先輩から言われた仕事の対応だけで手一杯で、自分がやっている仕事について深く考えずにこなしたり、わからないことは聞かずにそのままにしていたことがありました。
でもあるとき、以前に対応した仕事の背景や経緯を把握できていれば、その次に対応した仕事にもノウハウを繋げられたはずだったということや、今後違う仕事を任されたときにも応用できるということに気が付いて、とても後悔したのです。また、着手に「気合い」や「勇気」が必要なほど込み入った仕事には苦手意識を持ってしまい、後回しにしがちでしたが、振り返ってみるとそういう仕事ほど重要度が高く、結果的に業務全体をうまく進められなかったということにも気が付きました。
こうした反省を元に、わからないことはすぐに聞くようにして、上司や先輩の仕事のやり方や考え方から多くを学びながら仕事をしています。今では自分の意見も堂々と発言できるようになり、意見の交換していく中での手応えも味わいながら、仕事が楽しいと思うようになりました。

私のリフレッシュ法

友だちと飲みに行ったりカラオケをしたりして、ワイワイ楽しみます。その一方で、一人でじっくりと好きな食べ物を味わうのが至極のひとときです。私はつけ麺やラーメンが好きで、お気に入りのお店がいくつもあります。

ある1日のスケジュール

5:50
起床
6:20
通勤
8:15
出社
8:25
ラジオ体操
8:30
メールチェック
9:00
回路図作成
11:00
打合せ
12:15
昼休み
13:00
センサ検討
15:30
基板レイアウト検討
20:00
帰宅
22:30
就寝

私が富士電機を選んだ理由

学生の頃に当社でインターンシップをしているときの、社員の方々の人柄の良さが印象に残りました。そして自分がやりたい業務(回路に携わる仕事)があること、福利厚生がしっかりしていることに魅力を感じて入社を決めました。産休・育休が取りやすく復帰しやすい環境なので、将来、自分が家庭を持ってからも安心して仕事が続けられると思います。また、私は家が遠く、通勤にかなり時間がかかるので、以前から月に数回は在宅勤務制度を利用しています。そのように働きやすい制度や環境が整っている会社であることも、いいですね。

学生の皆さまへ

私は学部生のときに、就職か大学院への進学かで進路を迷いました。結局、学部卒業で就職する道を選びましたが、自分の中にやりたい仕事がきちんとあるのであれば、大学院に行かなくても会社で学んでいけると思います。
ちなみに私が大学で電子情報工学科を専攻したのは、「パソコンはどんどんハイテクになっていくのに、どんどん薄くなっていくのはなぜか?」という興味が湧いて、学びたくなったからです。その答えは今、仕事をしながら見えてきています。現在の興味はプリント基板の小型化や、曲げたりできる柔らかい基板が今後どうなっていくのかということ。仕事をしながら、そういった興味は尽きません。

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