Interview 社員インタビュー

データの裏側に潜む真実を追い求めて

財務経理

2018年入社
S・Y

経営企画本部 財務室
経理部 会計課
経済学部卒業

2018年4月に入社し、約2カ月の工場実習を経て、現在の部署である会計課に配属されました。
経営層が企業運営を検討・判断する際の指針となるデータや、
投資家様などに向けて対外用に開示しているデータなど、
富士電機の現状や成長の度合いが反映される会計資料の確認・作成に日々取り組んでいます。

現在の私の仕事

主に担当している業務は2つあります。1つは各地の事業所や工場などを含め、全社で日々発生する経費を取りまとめる業務です。「この経費はなぜ発生したのか」「どの費目に分類するべきか」など、それぞれの数字が持つ理由や背景などを把握・分析しながら、正しい会計資料を作成することが求められます。中でも人件費に関しては、給与をはじめ社会保険や福利厚生まで、支社や工場を含めた約1万人分の「人に関わるお金」を、ほぼ私一人でチェックしています。
もう1つは、配属当初から担当している官公庁の統計調査業務です。財務データなどをもとにして、財務省や内閣府など、官公庁の要請に基づく提出用資料を四半期ごとに作成しています。

仕事のやりがい、
そしてその難しさ

配属から1年目で「固定資産の勉強会」の実施を提案・実現したことは強く印象に残っています。当初の2年間は主に設備投資に関する経理業務を担当していましたが、各部署の方々に「何を固定資産として扱えばよいか」を詳しく知ってもらえれば、会計用資料の修正・再作成をお願いする機会も減ると考えたのです。勉強会には30名ほどの方に参加いただき、以降は固定資産の管理業務がスムーズに進むようになりました。
当時、「専門知識がない方でも理解しやすいように」と作成・配布した資料が、いまでも活用されているのを目にします。そんなときは心の底から「やって良かった」と感動しますね。おかげさまで担当を離れた現在も「固定資産といえばYさん」と、課内外から認めていただいています。
もちろん、無事に成功させることができたのは、上司や先輩方のサポートがあったからです。まだ新人だった私の前向きなチャレンジを受け止め、そして後押ししてくれた環境に身を置けて、非常に恵まれていると感じています。

失敗から生まれる成長の瞬間

入社2年目の頃、固定資産の会計処理について、他部署の方から相談を受けたことがありました。内容が私の担当分野だったこともあり、課内の先輩方に相談をせず、自分の判断で解決方法を回答してしまったのです。しかし、その方法では根本的な解決に至らないことが後で判明し、資料の再作成をお願いすることになってしまいました。これ以降、問題が発生したときには必ず上司や先輩に相談してから、解決を図るようにしています。
経理業務というと、パソコンの前で黙々と行うイメージを持たれるかもしれません。しかし実際には、「財務経理の専門家」として、他部署の方々から相談を受ける機会も多い仕事です。各部署から提出された資料は決算業務を行う上で、非常に重要な情報となるため、日ごろから積極的に各部署の方とコミュニケーションをとるとともに、「相手の目線に立って、いかに分かりやすく伝えるか」を意識し、理解を深めてもらえるよう心がけています。

私のリフレッシュ法

3連休など少し長めの休みがあると、旅行に出かけることが多いです。最近はなかなか機会がありませんが、3年ほど前には夏休みを活用して、両親と一緒にイタリアへ行きました。革製品が好きな母のために、世界有数の革の産地であるフィレンツェでショッピングを楽しむなど、私がプランニングした旅を両親が満喫してくれたことが、とても良い思い出になりました。

ある1日のスケジュール

7:00
出社準備
8:45
出社
9:00
始業(メールチェック、スケジュール確認など)
10:00
個人業務(伝票起票、予決算分析など)
12:00
昼休み
13:00
課内会議(決算報告、改善活動報告など)
15:00
業務の合理化(作業工程の見直し、マクロ機能の活用など)
16:30
他部署との打ち合わせ
17:00
打ち合わせ結果の整理と、明日の準備
19:00
退社
20:00
夕食、入浴
24:00
就寝

私が富士電機を選んだ理由

就活の際は中学生の頃から興味のあった「経済」の知識を活かして、自分の力を発揮できる場を選びたい、と思っていました。また、会社選びのもう一つの軸として「日本の強みである製造業に入社する」という目標がありました。その中で富士電機が、多岐にわたる事業でそれぞれ強みを発揮していることを知って、強い興味を持ちました(実家の近くに事業所があり、社名にもなじみがあって、昔から縁があったのかもしれませんね)。
そうした思いを抱きながら、富士電機の4日間のインターンシップに参加したのです。社員の方々が世代を超えて和気あいあいと会話する様子を間近で見て、風通しの良いこの会社であれば、意見を積極的に発言していくという自分の「持ち味」を、最初から発揮できるのではないかと考え、入社を決めました。

学生の皆さまへ

就職活動中は誰しも、漠然とした不安でいっぱいなのではないでしょうか。私も当時は「本当に自分は就職できるのだろうか」という気持ちで就活をスタートしました。しかし、何かのきっかけで歯車がかみ合うと、すべての物事がうまく回り始めるものです。そのためにも大切なのが、しっかりと準備をすることだと思います。
私の場合は「大学生活の中で余った時間をすべて注いでもよい」と思うくらい、特に企業研究に力を入れました。ホームページを見る際も採用ページだけでなく、例えばIR情報や企業理念、経営者が語るビジョンなどにも目を通して、自分にマッチするか、自分が輝ける企業なのかを吟味することをおすすめします。

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