Interview 社員インタビュー

資材調達を通じてものつくりの一端を担う

資材調達

2016年入社
Y・S

パワエレシステムエネルギー事業本部 神戸工場
購買部 購買第一課
文学部芸術学専修卒業

2016年に入社し、大田原工場に配属され調達業務に携わりました。
2020年には現在の配属先である神戸工場へ。
就活の時に興味を抱いた「購買」の仕事がますます面白くなってきました。

現在の私の仕事

購買は、ものやサービスを調達するのが仕事です。調達の対象は製造に必要な材料や部品から工具や事務用品、果ては運送手段まで。また業務も多岐にわたります。私が担当している業務の中で特に重要なのが、原価低減のためのコストダウン推進と、生産計画に合わせた部材調達。Quality(品質)、Cost(価格)、Delivery(納期)の観点から競争力のある部品を継続的かつ安定して調達するため、価格交渉から納品後のフォローまで一括して担っています。また、社内外へ向けて下請法などの法律の意義や会社としての取組み(CSR・SDGsなど)を情報発信する業務も担当しています。
これらの業務は多くの人たちと関わりながら進める必要があります。調達先である協力会社様はもちろん、生産管理をはじめ開発や設計、生産技術、品質保証、経理、法務など社内各部署のスタッフに対しても、情報伝達をできる限り速やかに行うなど「自分のところでボールを止めない」ことを心掛けています。

仕事のやりがい、
そしてその難しさ

調達部門の魅力は私のような文系出身でも「ものつくり」に関わる実感を持って、その一端を担えることです。入社3年目に初めて自分が中心となって推進した、プリント基板の大型コストダウン案件は強く印象に残っています。調達先を国内から海外に切り替えたのですが、重要部品のため綿密な評価が必要であり、そのスケジュール管理をはじめ元の調達先との交渉や社会状況の影響を受けた輸送の遅れなど、いくつもの困難がありました。それらを乗り越え、ようやく量産化を実現したとき、本当に大きな達成感を味わうことができたことは良い思い出です。
神戸に異動してからは新製品の開発段階から資材調達に関わることになりましたが、発売日が迫る中でギリギリまで原価低減に取り組み、成果を挙げています。激しく変動する国内外の情勢への対応や、近年注目されるSDGsへの配慮(リサイクル材の選定など)も求められる中、目標コストの達成は容易ではありませんが、プロジェクトの上流工程から仕事を任せてもらえることは大きなやりがいにつながっています。

失敗から生まれる成長の瞬間

調達業務は常に大量の案件が同時進行し、時期によっては私が管理するものだけでも大小合わせて2000件を超えることもあります。そうした中で案件ごとの重要度や緊急度を見誤り、対応の遅れから必要な部品を不足させ生産ラインを止めてしまったことがありました。このときは協力会社様にお願いして納期を早めてもらい、自ら部品を受取りに出向くことで、どうにか生産を復旧できました。
大量のタスクを抱えていると、こうしたミスはどうしても起こりがちです。このような経験から、現在は課内間のチェックや進捗共有などの仕組みを整えるなど、漏れなく実行できる体制整備を推進しています。
課内に新入社員が加わってからは、自分が新人だった頃のことを思い出しながらお手本になれるよう努めています。そして今後はさらに、さまざまな材種に関する知識を蓄積し、先輩方のような交渉力も身につけていきたいです。

私のリフレッシュ法

趣味はバイクでのツーリングです。それまで原付でさえ乗ったことがなかったのですが、社会人になってから免許を取り、大田原工場時代もよく周辺を散策していました。神戸工場に来てからも、長期の休みには明石海峡大橋を渡り淡路島へ、さらに大鳴門橋を渡って四国へ行くなど、よく出かけています。

ある1日のスケジュール

6:30
起床
7:30
出発
8:30
始業、メールチェック
9:00
日々の発注業務、納期管理業務
10:30
取引先とWEB会議(生産枠確保や新機種への部材搭載など)
12:00
昼休憩
13:00
依頼事項の対応、近隣取引先との交渉、社内打合わせ
16:30
午後の発注業務、納期遅れアイテムのフォロー
17:00
コストダウン案件の宿題事項の対応、社内報告用資料作成
18:30
退社
20:00
夕食
23:00
就寝

私が富士電機を選んだ理由

子供のころに父の仕事の関係でネパールに住んでいたことがあります。当時は1週間に何度も停電するような状況で、いつしか電気の供給や制御に関連した仕事に興味を持つようになりました。そうした中で、事業範囲が幅広く、また私たちの暮らしを「縁の下の力持ち」として支えている会社だと感じたことが、富士電機に興味を持ったきっかけです。
若手へ積極的に仕事を任せてくれる雰囲気が感じられたのも、志望理由の一つです。就活で会社説明会を訪れた際も、当時の若手社員が異口同音に「責任ある仕事を任されている」と、具体的なエピソードをイキイキと語っていたのが印象的で、私も早くから活躍できるのではないかと期待が高まったのを覚えています。

学生の皆さまへ

志望企業を絞り込む際に「これから40年、毎日この仕事が続けられるだろうか」という視点でも検討してみることをおすすめします。例えば「ひたすら熱中できる仕事にこだわりたい」とか、「ワークライフバランスを重視したい」だったり、「結婚や出産などのライフプランを軸に考える」など、いろいろな事柄を考慮することで、本当に働きたい会社が見つかると思うからです。
チャレンジしようとする若手を周囲の先輩方が優しく支えてくれる雰囲気が、富士電機ならではの魅力です。私は入社以来、そのような環境で、調達の仕事を楽しく続けられています。

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