富士電機株式会社

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商品に関する質問

APRの保護協調は、どのようになっていますか?

APRの保護協調は速断ヒューズと過電流ゲートオフにより、過負荷からサイリスタを保護します。
負荷短絡時は速断ヒューズによりサイリスタを保護します。
サイリスタは、一旦ON状態になると負荷電流が0になるまでOFFできませんので、負荷短絡時は速断ヒューズによる保護しかできません。
内蔵もしくは推奨している速断ヒューズとサイリスタの保護協調関係は次のような関係にあります。

サイリスタ I2・t > 速断ヒューズ全遮断 I2・t

負荷短絡を除く過電流領域においては、ゲートオフ機能にて保護します。
下図にVシリーズ形の代表特性である過電流―ゲートオフ時間(サイクル数)特性を示します。
過電流ゲートオフ機能をもつ機種はVシリーズ形のほかに、Dシリーズ形があります。
なお、ブレーカ・サーキットプロテクタなどの遮断器と保護協調がとれるかとのお問合せがありますが、一般的にこれらの遮断器と保護協調をとることは不可能です。

図 過電流に対する動作時間例

図

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