操作用トランスは、取扱い上、どのような注意が必要ですか?
次のようなことに注意してご使用ください。
なお、操作用トランスは、制御盤、配電盤内に設置されることを前提に製作されておりますが、単体で使用する場合は、ケース入りをご使用ください。
1. 製品の運搬・移動について
- トランスは、重量がありますので、設置、運送時に落下、転倒して怪我をする恐れがありますので、取扱いには、充分ご注意ください。
2. 製品の設置・通電について
- 配線作業は、電気が断路されていることを確認して、作業を行ってください。
- 通電中、回路、端子部、トランス本体には絶対触れないでください。感電の恐れがあります。
- 水や雨のかかる場所(屋外など)および湿気の多い場所には設置しないでください。感電の恐れがあります。
- 必ず定格容量、定格電圧、定格電流以内でご使用ください。定格を超えると焼損の恐れがあり、火災の原因になります。
- 接続は、適合した電線を使用し、確実に締め付けてください。作業が不充分な場合、発熱する恐れがあり、火災や焼損の原因となります。
- タップが複数ある場合は、接続を間違えないようにしてください。接続を間違えて使用すると高電圧が発生して感電する恐れがあります。また、加熱して焼損する恐れがあり、火災や焼損の原因となります。
- 過度の衝撃を与えないでください。鉄心の歪み、絶縁の劣化などにより過熱し、焼損の恐れがあり、火災の原因となります。
3. 製品の保守・点検について
- ちり、ほこりが溜まらないようにしてください。漏電や火災の恐れがあります。
- 製品の分解、修理、改造などは、しないでください。