富士電機株式会社

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電源機器 APR(交流電力調整器)

APR(交流電力調整器)って何ですか?

Ans. APRはAc Power Regulatorの頭文字から取ったもので、「交流電力調整器」を指します。
APRは交流電圧・電流・電力を無段階に調整する事ができ、電気炉・ヒータ等の温度制御を主に、照明の調光・簡易安定化電源などの各種方面で幅広く使用されています。
主素子にサイリスタ・IGBT等の半導体を使用しており、電磁接触器などのOn/Off制御と比較して安定した(オーバーシュート・アンダーシュートの少ない)制御が可能です。
またフィードバック制御(自身の出力状況を把握)することにより、On/Off制御ではできない更に高度に安定した制御が可能です。
一例として、基本的な温度制御の例を図1にて解説します。
電気炉などの温度制御を行う場合、炉内の温度をセンサーで計測し、その測定値を温度調節計に入力します。
温度調節計は目標温度(設定温度)に対して検出温度が低い場合には、APRの出力を上げるように信号(12~20mA)を発信し、反対に温度が高い場合にはAPRの出力を下げるように信号(4~12mA)を発信します。
APRはこの信号により、電気炉に供給する電圧(電流・電力)を調整します。

図1 電気炉の温度制御装置

図1 電気炉の温度制御装置

APR

外部からの信号(DC4~20mA)により負荷に加える電圧をその電気信号に比例した電圧に制御します。
APRの設定信号は、電流信号のDC4~20mAのほかに、電圧信号のDC1~5V、APRの内部電圧を使用した可変抵抗器による設定(一種のポテンショメータ)の3つを基本入力信号としています。

温度調節計

温度センサが測定した測定温度(PVと言います)の電気信号を受けて、設定温度(SVと言います)と比較し、設定温度に保つようAPRに信号を出力します。

出力例

この出力信号がAPRの設定信号となります。

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